外国人の就労定着を支援する先輩(メンター)制度を紹介します
今回の投稿では、現在の島根県内での海外との関係として、最も目に見える関係の一つである「外国人雇用」について取り上げます。
具体的には、外国人のための就職支援の一つとして、新たに導入される先輩外国人「メンター」制度を取り上げます。
なお、個人的には、今後10年間程度のスパンで、ますます重要性が増していく企業課題の一つが外国人雇用だと確信しています。その意味では、この分野における行政支援の重要性も一層増してくると感じています。
○出雲市の配置する先輩外国人「メンター」
※地元紙「山陰中央新報」(2024年9月14日)より抜粋し、紹介します。
今後、出雲市からの情報を入手しましたら、その内容を追加します。
出雲市は、外国人が就労に関する悩みを相談できる先輩外国人「メンター」制度を創設し、市内で働きやすい環境を整備することにしました。
出雲市在住の外国人は約5千人。市内の大手製造業に派遣され、勤務するブラジル人を中心に、外国人が増加してきました。一方で、派遣期間終了後は、別の仕事を求めて市外に転出する人が多く、市内で継続して生活することを希望しても、日本語での就職活動が壁になっています。配偶者や家族で就労を希望するケースがあるものの、円滑に就労できない場合もみられるようです。
この就労支援のために配置されるのが先輩外国人「メンター」。メンターは無料で相談に応じ、企業や公的機関に取り次いだり、面接マナーの相談を受けたりするそうです。
1人目のメンターには、2005年に来日し、22年から出雲市の会計年度任用職員として働くブラジル国籍の日系3世、藤井セルソ栄さんが就任されました。
今年度中に新たにブラジル国籍の2人、来年度以降は東南アジア出身者などを選任し、多言語で対応できる態勢を整えるそうです。
(参考)NHK松江のニュース(2024年9月13日)
【出雲市の外国人向けの情報提供サイト】
以下のリンク先よりご確認ください。
最後に、以前、外国人雇用に関する企業の皆様向けの島根県庁の支援策を紹介しました。あらためて、これらの支援策の概要をお伝えします。
外国人雇用相談窓口
島根県庁商工労働部雇用政策課に外国人雇用の相談窓口を設置しています。相談員が常駐していますので、電話等で、気軽に相談していただけます。
https://www.pref.shimane.lg.jp/industry/employ/koyo_syugyo/gaikokujinnokoyo/index.html
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