【朝ご飯2024.06.30】スピノザの診察室 聴了
少し前にAmazon Audibleでスピノザの診察室を聴きました。
作者の夏川草介さんが映画化された「神様のカルテ」の作者だと知らず、ただ今年2024年の本屋大賞にノミネートされていたので聴き始めた…と言うミーハーな私。
本の内容より先に伝えたいのは、静かに進む物語のなかに出てくる、主人公が大好きな甘味の数々。機会があったら入手しようとしっかりメモしました。
忘れないようにココにも置いておこう。
この中でいただいた事があるのは阿闍梨餅だけ。
阿闍梨餅は京都に行ったら必ず買って来るぐらい美味しいから、雄町先生の甘味に対する感性は信頼できる。
他の甘味はどんなお味なのだろう。思いうかべるだけでもう口の中が幸せ。
聖地巡りのように雄町先生の甘味関西巡りをしたいです。
主人公の内科医 雄町先生は京都の町医者。
audibleだと耳から入ってくるのでオマチ先生が漢字で書くと「雄町先生」だと今知りました。他の登場人物も、へぇ〜こんな漢字が当てられていたのだと意外で面白い。これは映画を観てから原作を読んだ時の感覚に近いかも。
この雄町先生は以前、大学病院に勤務していて誰もが認められ嫉妬もされるような優秀な医師。なぜ町医者に…
こんな風に書くと大病院と小さな病院の比較のようになりそうだけど、どちらにも役割があってどちらも大切だし、どの医師もプライドを持って医療にたずさわっていると言うスタンスで物語が進むのは読んでいてストレスにならない。
audibuleで聴き終わった後に、私も雄町先生は素敵な先生に診てもらえたら嬉しいなと思いふと頭に浮かんだのは、今通っている病院の脳神経内科の主治医。
なんと私の雄町先生は身近にいました。
物語の中だけでなく雄町先生はどの町にもいるのかもしれません。
ただ京都に暮らす雄町先生の物語はスピノザの診療室にしかないので、京都の風や路地裏の雰囲気を楽しみつつ聴いたり読んだりして、優しい気持ちにひたって頂きたいと感じる物語でした。