【乳酸菌】いつ摂取すればいいの?【いまさら聞けない】
こんにちは、おなかラクト若井です。
いまさら聞けないシリーズです!ゆる~いお話をしていきます。
今回はセミナーなどで聞かれることの多い「乳酸菌やビフィズス菌はいつ摂取するのが一番良いか?」という質問にお答えしたいと思います。
乳酸菌はいつ摂取するのが良いか?
結論から言います。食後がおすすめです!!
今回伝えたいことは以上です!が、これだけだと寂しいので(笑)理由も少し説明していきたいと思います。
乳酸菌やビフィズス菌は胃酸に弱い
乳酸菌やビフィズス菌は基本的に胃酸に弱いです。
通常の乳酸菌やビフィズス菌は、胃酸の中で生きていくことは出来ず、そのほとんどが大腸に届く前に死んでしまうと言われています。
そこで長い歴史の中で、「胃酸に強い菌株」が発見されてきました。まさにヤクルトシロタ株やBB536と言った日本で古くから親しまれている乳酸菌やビフィズス菌たちです。
胃酸に強いことから、「耐酸性が高い」とも言われています。
しかし、決して誤解していただきたくないのは、「胃酸に強い」=「胃酸の中で生きる割合が普通の菌より多い」だけであって、「胃酸で死なない」わけではないです。
胃に効く乳酸菌LG21だって死なないわけじゃないのです。
耐酸性が高い乳酸菌であっても、胃酸は苦手なのです!胃酸に強いからといって胃酸でいじめないでください(笑)
食後が一番胃酸が弱い
胃の中は常に酸性に保たれていますが、その度合いは一定ではありません。食事をとったり、水を飲んだりすると胃酸が変化します。
空腹時:強い酸性になっています。胃酸の影響を受けやすいです。
食後:中性に近い酸性です。食後から2時間以内くらいが胃酸の影響を受けにくい時間帯です。
このように、食後が一番胃酸の影響を受けにくいので、乳酸菌やびビフィズス菌は食後に食べるのがおすすめです!
そもそも、死菌なら関係ないのでは?
胃酸で「死ぬ」のが問題なら、そもそも最初から死んでいれば(=死菌なら)胃酸なんか関係ないでしょ?と思ったあなた!
なかなか鋭いですね。
答えは「関係ないとは言えない」です。
もちろん、生菌に比べたら、死菌にとって胃酸はあまり関係ありません。
死菌のメカニズムというのは、一般的に、乳酸菌のDNAが免疫細胞に作用することで起きるのですが、厳密に言うと胃酸はそのDNAまで損傷させてしまう可能性があります。
DNAが壊れてしまうと、死菌の効果も表れなくなってしまうので、死菌であっても出来る限り、胃酸の影響を受けにくいタイミングで摂取した方が良いです。
ハロウィンだけに、乳酸菌も胃酸を浴びせすぎるとおばけになっちゃうぞ!(違)
「おなかラクト」では、日々皆さんに有益な情報を、「腸活」「菌活」の観点から発信していきます。
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