【読書からの気づき】「教えないスキル」著者:佐伯夕利子
「教えない」というスタンスの方法を今私は求めています
この夏にオープンさせる10歳からの教室では
「自分で気づく」ことを一番大切にしたいと思っています
気づかせるために何をしたらいいのか…
この本では
こどもたちが自分で考えるということを
その機会を失っていることを
事実として挙げています
日本の教育などは、まさにそうですよね
完全に受け身の状態
先生が上から指示を送り
集団でそれに従う
中には異見する子も出てきます
ところが一人違うことを言われると
授業が遅れる
乱される
等の理由により
先生の権力を持って排除されます
それを見たこどもたちは
自分の意見を言うことを
もうしません
ところが
就職活動の時期になると
今度はいきなり意見を求められてきます
本当に変な教育システムです
私はこの教育システムに疑問を持っているから
教室をオープンさせるわけではありません
複雑な社会問題が絡み合う今の世の中で生きていくためには
確固たる自分を持つ、ということが第一歩だと思っています
そのために考える
いっぱい考える
考えることが楽しいと思えるように
この教えないスキルで
私が気づいたことは
教える側、コーチ側が
自分自身の発言がもたらす影響に気づくことの大切さを説いていることです
ひとりひとりがマイクとビデオ付けて録画し
メンターと共にフィードバックを行う
コーチ自身が恥ずかしい、痛い思いをしながらも
自分の言動を振り返り
修正し
こどもたちに向き合っていきます
わたしたち大人は
日々こどもと接する中で
たくさんの言葉を発しています
そのひとつひとつを見返す時間を持てないくらい
日々忙しさに追い回されています
一つの言葉が与える影響を
わたしたち大人がもっと認識してこどもたちの成長をサポートしなければならないと
改めて感じさせてくれた一冊でした