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ネタバレ感想/台所図鑑 キッチンには人生がつまっている 著:大木奈ハル子 三田みどり

2022年6月5日発行。

33人の、実際に生活している人の、日々の食事が生まれる台所がたくさんの写真と共に紹介されているなんて、こんなん面白いに決まってる!!!

冒頭から公団(UR)の台所を紹介するなんて、もうしびれますね。こういうのがみたかったんだよォ!と叫んでしまいます。
実際に生活の場になっている台所っていいよねえ〜。
こういうテイストでもこういうふうに暮らしていけるのか、とワクワクします。
紹介されている台所も十人十色。何に重きを置くのかで変わってくるんですね。

私が惹かれたのは、
海外アパルトマンのような台所(p.108)
50代で建てた小さな平屋の台所(p.126)
シンプルだけど工夫いっぱい(p.134)
紅茶とパンの香り漂う優しい台所(p.156)
簡単DIYでリノベキッチン(p.178)
でした。

自分の好きなテイストや部屋の目指すべきテイストがわからない…という人には、好みの方向性がわかる指針になるかもしれません。
これはハウステックのI型、これはタカラスタンダードの壁付けI型、と設備の詳細も載っています。一からキッチンを作り上げる人にもピッタリです。

あと皆さんの「キッチンの愛用品」と「見せてくださいあなたのお茶碗」も面白く読めました。この人はアイテムを、こんな考え方で選ぶんだな、と人となりが浮かんできて楽しい。

そして注目すべきは文字の大きさです!!これは声を大にして言いたい。

読める文字の大きさです!!

おしゃれライフスタイル本の中には
オシャレさを優先したために、文字が小さかったり、色がおしゃれで読みにくかったり、どれのことを説明しているのか分からなかったりする本がありますが、こちらは読めます!(正直に言いますと、あなたのお茶碗コーナーの、薄ブルーのドット背景にあの文字の小ささは、眼精疲労&脳疲労気味のわたしにはギリギリではありましたが)

目が疲れやすい、で生活を楽しみアイデアはどんどん知りたい!というわがまま(?)アラサー以上世代の人にもおすすめしたい一冊です。


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