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本と暮らす、本に暮らす First reading of the year
年明け、また「大きな森の小さな家」シリーズに回帰する。オーディオブックを聴くうちに昨年購入した原書10冊セットを早く読みたくなって、読みかけの他の作品はさておき、まずはちょうど聴いていた「大草原の小さな家」から…。10冊どれも繰り返し読んだり聴いたりしているので、どれから読んでも構わない。
このシリーズに触れるたびに心打たれるのは「人間の強さ」である。今回もまた「なんて凄い家族なんだろう!」と彼らのたくましさにこころがふるえる。子どものころは「こんな暮らしをして生きていたんだ!」と驚き、成長するなかで同年代のローラと自分を比較しては「私はなんて幼くて何も出来ないのだろう!」と圧倒され、親となった今は「家族を守り生き抜く」信念と実際の行動に驚嘆する。読むたびに自分の弱さを実感し、明日から強く生きたいと願い、強く生きようと明るい気持ちになる。
いまアメリカは分断等の社会問題を抱えていて先はどうなるのか、新聞やニュース程度の知識しかない私には読めない。でも、ローラとその家族のようにあらゆる艱難辛苦に耐えて生き延びた「精神的にも体力的にも強靭な遺伝子を持つ人々」が作った国であり、今もその遺伝子を持つ子孫たちが多く国民として生きていることを思うと、国としての強さも相当なものであろうと思われてならない。