おむらいす

読んだ本の感想や、好きなもの・趣味について書きます。

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最近の記事

HiGH&LOWはイイよ!

本来ならばHiGH&LOWの画像を載せたいところなのですが、著作権やら肖像権的に絶対NGだろうなと思い踏みとどまりました…。 HiGH&LOWを初めて見たのは二年前の九月です。 HiGH&LOW THE MOVIE 2(以下ザム2)がシャブだ…とTwitterで話題になっていたのを見て、暇だし冷やかしがてら見に行ってやるか~という感じで映画館へ。 HiGH&LOWなぞ見たこともなく、誰が出ているかも知らず、どんな物語かも知らない状態でした。 (今思えば、こんな状態でよくシリ

    • ヤマザキマザック美術館に行ったよ!

      今回はヤマザキマザック美術館4階の家具フロアについてです。 「家具?あんまり興味ないかな~。サラ~とだけ見とくか」くらいだったのですが、まーじっくり見てしまいましたよね。 こちらも見応えアリアリです。 家具の知識ゼロでも、こんなテーブルあったら素敵だな~!みたいな感じで、とても楽しめました。 展示の序盤には、 こんな素敵なダイニングルームが! デュマさんが1902年に発表したモデルだそう。 ナナカマドという植物をモティーフにしていて、机や椅子などの足には根などを連想させる

      • 「暗号通貨vs.国家」読んだよ!

        最近お金の本を読む機会が多かったのですが(といっても四冊くらいしか読んでないですね…)、仮想通貨について言及しているものがいくつかありました。 お恥ずかしながら、わたくし、仮想通貨やブロックチェーンに関する知識が全く無く、「存在は知っているが私とは無関係だろうしまぁいいか」くらいにしか思っていませんでした。 そんな知識が無い私であっても、(所々悩みはすれど)サクサク読める本でした。 この本を読んで感じたこととしては、ブロックチェーンやべぇ…です。 ヤバくないですか?! 一つ

        • ヤマザキマザック美術館に行ったよ!

          行ってきました。 ほんと~に何も期待せず、暇だしまぁ行こうかなくらいのテンションだったのですが、結構良い美術館で驚きました。 無料の音声ガイドの貸し出しも行っていて、貧乏人にとっては有り難かったです。 写真を見て分かるように、内装がとても凝っているのです。 写真だけ見ると「海外の美術館かな?」という感じさえしてきます。 床の木材にもこだわりがあるそうです。 この部屋の壁は赤い布で覆われていますが(的確な表現が分かりません…)、他の部屋は青い布で覆われたりしています。 部屋に

        HiGH&LOWはイイよ!

          「コーヒーと恋愛」読んだよ!

          獅子文六著の「コーヒーと恋愛」を読みました。 二、三年前に呼んだものの再読です。 主人公である坂井モエ子はテレビ女優として活躍しています。 とある劇団の舞台装置を担当している塔ノ本勉と結婚していて(実は事実婚)、モエ子さんが年上の八歳差の夫婦です。 モエ子さんはコーヒー好きで、右に出るものはいないほどコーヒーを美味しく入れます。 コーヒー好きが高じ、可否会という小規模な集まりに所属しています。 同居しているモエ子と勉ですが、勉が劇団の少女(アンナ、19歳)からアタックを受

          「コーヒーと恋愛」読んだよ!

          挑む浮世絵 国芳から芳年へ展に行ったよ!

          名古屋市博物館で開催中の「挑む浮世絵 国芳から芳年へ展」へ行きました。 美術巡りを初めた頃は浮世絵には全く食指が動かなかったのですが、モネの作品などの説明で浮世絵について言及されているのを読み、興味を抱きました。 浮世絵同様、逆輸入タイプです。 国芳はヒーローものの作品(呼び方忘れました)で名を馳せたそうです。 なので、源頼光やその一派の話に纏わる作品が多くありました。 名前だけしか知りませんが、酒呑童子や坂田金時などの名が見れて楽しかったです。 浮世絵、細かいところまで

          挑む浮世絵 国芳から芳年へ展に行ったよ!

          ラファエル前派の軌跡展に行ったよ!

          三菱一号美術館で開催中の「ラファエル前派の軌跡」に行ってきました。 主にイギリス人画家の展覧会のようで、フランス人の印象派絵画ばかり見ている私にとっては新境地(?)と言えます。 イギリスの画家で美術批評家であったジョン・ラスキンの生誕200年記念の展覧会なのだそうです。 展覧会の初めはラスキンの素描の展示から始まりました。 単なる風景のスケッチなのですが、絵、うま…としみじみ思いました。 なんていうのでしょう、本当に、お上手です!としか言えないですね。 素描はどれも水彩画だ

          ラファエル前派の軌跡展に行ったよ!

          「空の情景展」に行ったよ!

          小牧市にあるメナード美術館にて開催されている「空の情景展」に行ってきました。 構えからおぉ…という感じしませんか? 隣は普通の建物なので、いきなりポッと出てきた感じでした。 噴水があったりして、かなり凝った外観をしていました。 私は今回行きませんでしたが、左手には新館もあります。 今回はメナード美術館の所蔵企画展ということで、メナード美術館のコレクションからテーマに沿って絵画が選出されているタイプの展示ですね。 意外と見応えありました。 ・モネ「チャリング・クロス橋」

          「空の情景展」に行ったよ!

          「命売ります」読んだよ!

          三島由紀夫著の「命売ります」読みました。実は二度目だったりします。三年くらい前に初めて読み、三島由紀夫って面白いじゃ~んと思った記憶があります。 最近何かでこの本を見かけて、面白かった記憶はあるけれどどんなお話だったっけ?と思い出せなかったので、再読しました。 主人公の羽仁男(はにお)が自殺未遂をしたところから物語は始まります。 ある日カフェで新聞を読んでいたところ、羽仁男はゴキブリが新聞の文字に紛れ込む幻覚を見ました。それから何もかもが無意味に思えてしまい、自殺を企てたの

          「命売ります」読んだよ!

          「いま君に伝えたいお金の話」読んだよ!

          村上ファンドの親こと村上世彰さんの著書です。投資を生業にされているということで、どんなお話が読めるのか楽しみにしていました。「お金は回して増やす」など、投資家ならではの内容もありましたが、全体的にお金のことについて分かりやすく説明されていました。 「お金」は悪いやつじゃない 日本ではお金の話はタブーとされている面があります。家庭では「子供はお金のことは知らなくても良い」と言われますし、況して友人の前で貯金額や年収の話などできません。普段避けられる話題であり、且つ多くの事件に

          「いま君に伝えたいお金の話」読んだよ!

          ラス・メニーナスを見たよ!

          ラス・メニーナスはプラド美術館蔵なのですが、残念ながらプラド美術館の写真がなかったので、マドリッドのスペイン広場のドン・キホーテ像の写真を載せました。 はい、スペインはマドリッドにあるプラド美術館へ行き、ラス・メニーナスを鑑賞しました。 当時の宮廷画家であったベラスケスの絵画で、正面に描かれた可愛らしいマルガリータ王女が印象的です。 世界三大絵画と言われてるとか何とか。 世界史の資料集などで見たことはあるのですが、実物を鑑賞するのは初めてでした。 ラス・メニーナスが目に入

          ラス・メニーナスを見たよ!

          「ジヴェルニーの食卓」読んだよ!

          原田マハさん著の短編小説、「ジヴェルニーの食卓」を読みました。 四編の短編小説、「うつくしい庭」「エトワール」「タンギー爺さん」「ジヴェルニーの食卓」が入っています。 この短編集、今まで読んだ原田マハさんの著作の中で一番好きです。 読んでいてじわ~っと心に染み渡るようなお話ばかりです。 「うつくしい墓」 この物語は、アンリ・マティスのアトリエに勤めたお手伝いの少女視点の物語です。 幼い頃に親を亡くし家政婦として働いていた主人公マリアは、ある日勤め先のマダムに庭先のマグノリ

          「ジヴェルニーの食卓」読んだよ!

          「働く君に伝えたい『お金』の教養」読んだよ!

          拝読しました。 ライフネット生命保険株式会社の代表取締役会長兼CEOの出口治明さんの著書なのですが、出口さん自身が70歳近いお歳であるのに、現在の若者のお金事情を熟知されていて驚きました。 てっきり、バブル全開のトークでもあるのかしらと思っていましたが、全くそんなことはなく、地に足の付いたようなタメになるお話でした。 ・世代間格差の幻想 バブルが弾けてしまった後の「失われた時代」に生まれ育った私としては、あ~もうちょっと早く生まれたかったな~と思うことが多々あります。 シン

          「働く君に伝えたい『お金』の教養」読んだよ!

          ひろしま美術館に行ったよ!

          ひろしま美術館に行きました。 ドービニー展目当てに行ったのですが、特別展のチケットで常設展も見れるということで、ひろしま美術館コレクションを鑑賞してきました。 ひろしま美術館、広島銀行が出資?して設立されたのですね。 美術館って、基本的にはいつだかの実業家が大枚はたいて獲得したコレクションに基づいて運営されていると思っていたのですが、こういうケースもあるんだなぁ~と思いました。 印象派以降の作品が多かったように思います。 (まぁ日本の美術館の絵画って殆ど近代以降のものだと思

          ひろしま美術館に行ったよ!

          「塩狩峠」読んだよ!

          「塩狩峠」を読みました。 結構前の小説で驚きました。 この小説、結論から言えばすごくすごく良い!小説なんですけれども、その理由が説明できないんですよね…。 感想に何書こうかな~と考えていたんですけど、思い付かないんですよね、良い意味で。 言葉では表現できないのですが、善きお話でした。 士族の家に生まれた永野信夫の幼少期から物語は始まります。 そこから成長過程が描かれているのですが、友人とのやり取り、祖母の死や母らのキリスト教信仰、想い人を追って北海道に行ったこと、そこで経

          「塩狩峠」読んだよ!

          Detroit: Become Humanやったよ!

          PS4のソフトです。以下「デトロイト」と呼びます。 説明下手の要約下手人間なりに頑張ってどんなゲームか説明しますと、 アンドロイドの使用が普及した近未来(確か2038年くらいの設定だった気がします。ほんまに来るんかいな)にて、三体のアンドロイドを操り、アンドロイドの葛藤を経験しながら未来を切り拓いていく、みたいな話です。 この時代のアンドロイド、姿形は人間にそっくりなのですが、本当に「モノ」「機械」として扱われています。「人間の見た目をしたロボット」という感じですね。 人間

          Detroit: Become Humanやったよ!