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京都嵯峨野天龍寺の早朝座禅会
毎年、8月のお盆休みのころ、京都にある禅寺では、「早朝座禅会」というのをします。
私が、妻や子供とよく行くのは、前回紹介した嵐山近くの嵯峨野にある「天龍寺」というお寺です。
天龍寺は、世界文化遺産に登録されている臨済宗の大本山です。
創建者は、足利尊氏、開山は夢窓疎石で、1339年創建とされています。
座禅会は、朝6時から始まります。
1回の座禅が15分くらいでしたか、休憩をはさんで2回行います。
坊さんが肩をたたく棒は、「警策」(けいさく)というそうです。
棒というより、板状のものです。
座禅中に坊さんが警策をもって回ります。
叩いてほしい人は、近くに来た時に手を合わせてお辞儀をします。
肩というより、前かがみになって、背中を叩いてもらいます。
女性にたいしては、優しく叩いてくれます。
男性には容赦しません。(笑)
3回くらい、叩かれます。
ばし、ばしっといい音がします。当然、目は覚めます。
よく見ると、坊さんの足というのは、ごついです。
私は、柔道をやっていたので、足で強さがわかります。
私と坊さんが柔道をしたら、すぐ投げ飛ばされてしまいそうです。
よく、鍛えているのか、いい体格をしています。
座禅が終わった後は、官長さんの法話を聞き、それから、そうめんのふるまいがあります。美しい庭園を見ながら食べるそうめんは格別です。これに誘われて参加するようなものです。
ちなみに参加料は無料です。
朝、早いのがちょっときついですが、たまにはお寺で座禅をするのもいいと思います。
これは、近くにある「竹の小路」です。外国人で、竹を見たことがないという人がいるようで、そういった人には大変珍しい風景のようです。
野宮神社(ののみやじんじゃ)です。
やはり、コロナの影響で今は閑散としています。
早く、コロナも終息して、賑わいが戻ってほしいものです。