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「潤い」(哲学対話)

参加者4名 9/19(木)15:30〜16:30

☆ 哲学対話:問いを立てる・問いを深める(第2弾)

 ▷ お題を1コまたは0コ持ち寄ってランダムに決める(5分)
 ▷ イメージを膨らませる(20分)
 ▷ 疑問文?を作る(10分)
 ▷ 質問しながら問いを深める(10分)
 ▷ 疑問文?を書き換える(5分)
 ▷ 振り返り(10分)
  (その日に心に浮かんだことや思考回路を言葉にして、共有する)

1時間限定(15:30~16:30)でやりましょう。

 文化祭前の慌ただしい中で、やっぱりやりたい哲学対話。今週も1時間限定でやることにした。上のメモをあらかじめ配っておいた。
 時間が無い中で、これまではやってこなかった新しいものを1つ組み込んだ。「振り返り」だ。1時間のうちの最後の10分間で、その日に心に浮かんだことや思考回路を言葉にして、共有する
 時間通りに集まったのは私ともう1人の合わせて2人。2人で時間通りに始めて、10分経過後にもう1人(生徒)が加わって、終了15分前にさらにもう1人(先生)が加わって、最後には4人で対話した。

お題を決める

 初めにその日のお題を決める。その時点でその場にいた2人が1つずつ、「偶然」と「潤い」を提案した。前回のお題は話し合って決めたのだが、この日は(時間節約の目的もあって)ジャンケンした。その結果「潤い・潤う」に決まった。

イメージを膨らませる

 「潤い」からイメージしたものは、まず「水」。「オアシス・雨」なども同じカテゴリーと言えるだろう。その反対概念は「乾燥」。「砂漠」のイメージだ。
 「潤滑油」というときの「なめらか」な感じ。これも「潤い」の要素だ。反対概念は「摩擦」。「ガサガサ(お肌など)・ガクンガクン(回っていない感じ)」など。
 「経済的に潤う」という言い方もする。お金の「量」よりもむしろお金がスムーズに「循環する(回る)」イメージがある。

問いを立てる

 この時点で3人いたので、3人がそれぞれ問い(疑問文?)を立てた。5分間のフリーの時間を設けて、その間に紙に書き込む。
※ フリー時間だから歩きながら考えたり、トイレに行ったりしても良いのだが、この日は各人が文化祭に関わる連絡などに動き回っていた。

  • 潤いはなぜ必要か?

  • 「潤い」に限界はあるのか?

  • 「潤い」はそもそも必要不可欠なものなのか?

問いを深める

 そしてお互いに質問し合う。そうするとそれぞれの問いが深まっていく。

  • 潤いはなぜ必要か?
    「なぜ」と言うからにはすでに「必要性」を感じているということだ。

  • 「潤い」に限界はあるのか?
    「与えすぎ?」ということはあるのだろうか? 上限・下限は?

  • 「潤い」はそもそも必要不可欠なものなのか?
    生きていく上で食べ物は必要不可欠。それとの比較で考えた。

 そうこうするうちに新たに出てきた発想が「湧き出す」イメージ、「無から生まれる」イメージ、「外から補充・後から足す」イメージ。そして自然と新たな問いが立った。

  • 潤いに変わりうるものはあるのか?

振り返り

 そろそろ50分が経過。問いを深める段階がまだまだ不十分な気がするが、ここから最後の10分で振り返ることにした。
 この時点ではもう1人が加わっていて、4人で一言ずつ「今日対話しながら心に浮かんだことや思考回路を言葉に」する。

  • 3人より4人いた方が良い。(残り15分で1人増えたことを踏まえて)

  • 10分前より潤った。(最後の15分だけ参加した人の発言)

  • 潤いの生み出し方を知りたい。(対話もその1つ)

  • (文化祭前の)最近の自分を振り返ると、潤っていると言えば潤っている(予定が詰まっている・充実している)し、潤っていないと言えば潤っていない(やることが多すぎる)なぁーと。

 その他、その場で出てきた発言をいま思い出せる範囲で書いてみよう。

  • 1時間やってようやく殻にヒビが入った感じ。あと30分やれば殻が砕けそう。

  • 日々のルーティンとは異なる、このような活動(対話)に潤いを感じる。

  • 1時間という時間制限は、制約でもあるが、結果として効率の良い対話ができているようにも思う。

 さて、来週はどうしようか? 文化祭直前なんだけど・・・そして「やろう!」ということになった。1時間限定で。

◇      ◇      ◇

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