見出し画像

家族と精神障害⑧買い物依存症ってどうやったら抜け出せるの?

こんにちは。
前回に引き続き、買い物依存症の話をしていこうと思います。

前回、我が家の現状や家族が巻き込まれないのが大事という話をしました。


今回はどうやったら抜け出せるのかと言う話です。
簡単なことではないですし、私の姉もまさに治療中ではあるのですが。
いくつか書き出してみます。

①家計簿をつける
基本中の基本です。まずいくら使ってるのか本人が現状把握するのが大事です。

②依存症専門のクリニックにかかる
生活を維持できないほど買い物をしてしまう場合は、専門のクリニックにかかることをお勧めします。定期的に同じ依存症の患者同士で現状報告し合うような会があったり、
家族向けの学習会があったりします。姉もこういったところで治療を受けています。

③グループホームに入る
入院でも良いんですが、買い物依存症で入院する方はあまりいないらしいので。
精神障害の方のためのグループホームというものが存在します。
金額的にも障害者年金で賄えるものが多いと聞きました。
親元から離れられるし、一人暮らしの前の練習にもなります。
お金の管理はスタッフの方が手伝ってくれます。
集団生活が苦手な方でも個室があるところもあります。

④社会福祉協議会の日常生活自立支援事業を使う
全国の自治体には社会福祉協議会があって、日常生活自立支援事業というものが存在します。高齢者や知的・精神障害者などの方向けに契約やお金の支払い等管理をお手伝いしてくれます。お金を使いすぎてしまうという相談にも乗ってくれます。
パンフレットはこちら。


⑤自治体の精神保健福祉センターで相談する
これも全国にあります。我が家の場合、こういったところに本人と両親が出向き、相談員の方や行政書士など専門家を入れて、家計や病状の相談を定期的にしています。
担当者によるとは思いますが、すごく丁寧に話を聞いて相談に乗ってくれると母が喜んでいました。
家族で病気や家計のことについて相談していると話がこじれやすいですが、相談員の方が間に入ってくれることで建設的な話し合いがしやすくなっているようです。

⑥家族会で相談する
全国には精神障害を持つ家族たちが繋がる家族会というものが存在します。精神障害関連の話は人に話しにくいテーマですが、同じ境遇の人と話すと一気に気持ちが楽になります。私も家族会で出会った方々にとても救われました。同じような悩みを抱えている方も多く、対処法や公的なサービスなどに詳しい方も多い印象です。
みんなねっとには全国の家族会のリンクがあります。兄弟会などもあります。
また、週に1回の電話相談やみんなねっとサロンではネット上で会員同士で相談もできます。



使えるものは全部使って、少しでも本人も家族も楽になることを祈っております。
次回はなんで買い物をしてしまうのかっていうところを掘り下げたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?