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忍たま乱太郎をみて夢前三治郎ちゃんに心を奪われた
世間で騒がれている「劇場版忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師」。
友人に誘われて、クソタレキモアニオタのわたしも観に行った。
「忍たま乱太郎」という作品はもちろん幼少期に見たことがあったし、ある程度年齢を重ねてからも一部の層に絶大な人気を誇っていることも知っていた。
今回の映画は、そんな魅力的な「忍たま乱太郎」の世界の中でも、いや、「初恋キラー界」トップスターの土井先生がメインということで、それなりに楽しみにしていたし、その一方で「いや〜わたしも初恋が疼いちゃうな〜ガハハ」なんて軽口を叩くくらいには超余裕をこいていた。
実際に映画はとても面白かったし、感動して涙する場面もあった。
子供時代に見ていた時は、土井先生ときり丸があのような関係だったことは知らなかったので、二人のことがとても気になって、配信されているアニメシリーズで土井先生ときり丸の二人がメインの話をかたっぱしから見るなどした。
そんな時、自動再生された第21シリーズ第11話。
ドクたまの4人がお弁当を食べる場所で一悶着する話なのだが、その話をみて衝撃を受けた。
えっ・・・このPEANUT顔の三治郎って子・・・めっちゃいい子・・・チャーリーブラウンみたいなのに・・・。
三治郎ちゃん(”ちゃん”付けで呼ばせてもらいたい)は何も関係ないのに、わざわざ喧嘩を止めるだけではなく、お弁当を食べられる場所を紹介してあげて・・・さらに忘れてしまったお弁当の代わりまで用意してあげて・・・走って届けに来てくれて・・・しかも一緒に食べるわけでもなく・・・関係ないのに・・・。
それから三治郎ちゃんのことが気になって気になって、アニメシリーズ(配信)で見れる三治郎ちゃんのエピソードを見漁り、さらには壁打ちでただただ三治郎ちゃんの感想をつぶやくXアカウントまで開設してしまった。
私はまだ、三治郎ちゃん歴がとても浅い。
だが、自分の中だけで抱えられないほどのデカ感情になってしまったので、自分が思う三治郎ちゃんの魅力について書き残したいと思う。
夢前三治郎ちゃんは負けず嫌いカワイイ
三治郎ちゃんには毎シリーズと言っていいほど必ずメインになるエピソードがある。
それは「かけっこで乱太郎に勝てなくてしょんぼりする」エピソードだ。
※この時点でだいぶカワイイが一回話を聞いてほしい
三治郎ちゃんは山伏の子供で、播磨国出身である。
播磨国は、現在の兵庫県南西部のあたり(本人の名前でもあるように夢前町出身)であり、明神山を始め山も多く、三治郎ちゃんは山伏のお父さんと一緒に幼い頃から鍛錬していた。
そのため、三治郎ちゃんは足腰が強く、足が速いという設定がある。
これは私の推測でしかないが、恐らく三治郎ちゃんは自分の足腰の強さに自信があったと思う。
もしかしたら「僕の足の速さには誰もついてこれないぞ!エッヘン!」くらいには思っていたかもしれない。(想像したら可愛杉て文字ga打てnight)
だが、その自信も忍術学園に入学して崩れてしまうことになる。
猪名寺乱太郎氏との邂逅である。
乱太郎はなんか知らんけどめっちゃ足が速い。
三治郎ちゃんのように山岳地域で鍛錬したとかでなく、なんか知らんけどむっちゃ足が速い。
土井先生が「畑仕事手伝ってたから…」とか言ってたが、そうだとしても速すぎるのである。
そんな謂わば天からの授かりもののような足の速さに、幼い頃から努力していた三治郎ちゃんはいつも勝てないのである。
これがもし同じ子供向けアニメでも、ベイブレードなら一回離脱して闇落ちしてから地球規模で戦う最中、中ボスくらいで出てくるし、遊戯王なら主人公チームで主人公戦の前の力比べ的な感じで敵と戦って負けて闇落ちするだろう。
なのに三治郎ちゃんは闇落ちせず(えらい)、毎回鍛錬に鍛錬を重ね(えらい)、先輩や先生にアドバイスを求め(えらい)、毎回乱太郎にかけっこを挑むのである。(とってもえらい)
そんなとってもえらい三治郎ちゃんだが、乱太郎に勝てなくてしょんぼりしてしまうお話が割と多めの頻度であるのだ。
三治郎ちゃん歴の短い私ですら、そろそろちゃんと勝たせてやれよと思ってしまう。
※小平太先輩と並走して乱太郎が追い付けなかった回はあるが、「よーいドン」で競争していないので無効
だがそんな負けず嫌いで努力を怠らない三治郎ちゃんがとってもカワイイ。
夢前三治郎ちゃんはニコニコだけどプライド高カワイイ
負けず嫌いな三治郎ちゃんだが、そんな負けず嫌いな部分を隠そうとする一面もある。
本当はとっても落ち込んでいるのに乱太郎の前では、笑顔で「乱太郎は速いなー!」なんて言うのだ。笑顔で。
そんな三治郎ちゃんがよく描かれているエピソードがある。
第16シリーズ 第64話「三治郎のライバルの段」だ。
クラスメイトの伊助にぼんやりしょんぼりしているところを見られて、伊助に「いつもニコニコしてて負けても悔しい素振りをみせないから爽やかだなと思っていた」と言われ、三治郎ちゃんは下記のように答える。
「負けて悔しいところをみせるのが嫌だからわざと笑顔を作って…あんな笑顔全然爽やかじゃないさ」
なんてことないって顔して、めっちゃ悔しい気持ちを隠してたんだね…!三治郎ちゃん…!
なんていじらしいのだろうかと思わず頭を抱えてしまう。
さらに、「きり丸としんベヱに乱太郎がどんな練習をしているのか聞いてみよっか?」と伊助に言われると、
「きり丸としんベヱに聞くのは僕のプライドが許さない」
え──────!!!!???
なにそのプライド──────!!!!???
とても面倒くさい。面倒くさくて可愛いのだ。
しかもこの後、土井先生に乱太郎の走りの秘密を聞きに行くのだが、伊助が聞きに行ってあげているし、伊助がトレーニングに付き合ってあげていて、伊助も良い子すぎる。
ライトノベルの主人公レベルで干渉してくれている。
だが、そんな三治郎ちゃん、とても10歳の少年らしいともいえる。
「忍たま乱太郎」には様々なバックボーンの少年少女が登場するが、その中でも三治郎ちゃんのこのプライドが高くて負けたくない!という気持ちはとてもこの年頃の子供らしくてなかなかリアルではないかと思う。
他にも乱太郎に挑戦状を送り付けるときに矢文を使ったり(きり丸に「カッコつけたかったんじゃないか」と言われるところも愛おしい)、学園の外に出向く時に乱太郎に「忍たまってばれたらだめだからね」と言われてムッとしたり、とても10歳の少年らしい。
三治郎ちゃんは等身大の10歳であり、カッコつけたり、同級生に子供扱いされたりするのが嫌な多感なお年頃なのである。
そんなお年頃な三治郎ちゃんとってもカワイイ。
夢前三治郎ちゃんはあざとカワイイ
奇しくも三治郎ちゃんにゾッコンになった後に改めて、「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師」を観に行った。
正直、映画での三治郎ちゃんの印象はあ〜いたな…くらいであり、あまり詳細を覚えていなかったのである。
加えて、私はあまり記憶力がいい方ではない。今、このnoteもアニメ本編を見返しながら書いているくらいだ。
もはや初見くらいの気持ちで見た、「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師」。
三治郎ちゃんはまず所作がカワイイことを思い知ることになった。
全員で手裏剣投げを練習するシーン。
は組のみんなはトンチンカンな方向に手裏剣が飛んでしまう。
みんな、「あれ?」であったり「あちゃー」であったり表情も様々だ。
その中で三治郎ちゃんは、
顎に人差し指をあてて、「んー?」って顔をしているのだ。
え?なにそのあざとポーズ。
ちょっと本気でビックリした。
プリキュアでもそんな直球カワイイポーズしなくない?
なんなの?
え?なんなの?
さらにその後、は組のみんなで円になり柿を食べながら作戦会議するシーンがあるのだが、そこでもみんなが立っている中で、
三治郎ちゃんは膝をくっつけて屈み込むポーズで柿を食べている。
兵太夫も同じく座り体制で柿を食べているのだが、三治郎ちゃんは膝をくっ付けているので、可愛いさが滲み出ている。
え?ほんとになんなの?
制作陣に「三治郎ちゃんに女の子っぽいポーズをさせよう!」と意気込んでいる人がいるとしか思えない可愛さに初見でみた時よりも頭を抱えた。
そんなに可愛いかったら、山伏のお父さんの仲間とかに会ったとき、「え────!?超カワイイ────!?」ってギャルノリでわしゃわしゃ頭を撫でられたり、お小遣いもらったりしてるんじゃないか?
だからそんなにナチュラルあざとがでてしまうんじゃないか?と真剣に考えた。
もしくは、お父さんが山伏であまり家に帰ってこない分、幼少期はほとんどお母さんと過ごしたため、仕草が少し女の子らしいのか?
ちょっとありそうではある。
アニメ本編でもなんとなく、それとないところであざとさが滲み出ていて、きっとこれ天性の「あざとさ」なのだろうな、と思う。
プリキュアなら黄色確定である。
ていうかシンプルに声がカワイイ。
ただ、そんなあざとイエローみが強い三治郎ちゃん、とってもカワイイ。
まとめ
そんなこんなで夢前三治郎ちゃんの可愛さについて、勢いで筆を取り書き連ねていったが、私はまだ夢前三治郎ちゃんに出会って本当に2週間くらいなのだ。
これからも三治郎ちゃんのはじめて見る表情に驚き、震え、悶えるだろう。
このnoteが加筆を重ね、読み返すのも面倒になるくらい長くなればいいなと思っている。
現に、兵太夫とのからくりコンビについてなにも触れていない。
また、書きながら気づいたことだが、私はこういった夢前三治郎ちゃんのようなキャラクターにすこぶる弱い。
スキルはあるがなんか一番にはなれなくて、とはいえお人好しで、プライドが高く負けず嫌い。
こういったキャラクターや人物にすこぶる落ちてきた。
もはや必然だったのかもしれない。
ちなみに、私の初恋は土井先生ではなく、李小狼である。