歌詞貸して、可視化して
世の中には見えないものが、たくさんある。
人の気持ち、声の大きさ、時間、見通しなど。
例えば、時間
「時間は見えるよ。」と思うかもしれない。
それは時計が読めるから。
「30分後、ごはんだよ。」と言われたら、見通しが持てる。
もし時計が読めなかったら、30分の感覚が分からなかったら、「いつになったら、ごはんなの。」となる。
そんな時には、「タイムタイマー」
時計みたいにまんまるで、時間をセットすると色の面積で時間が分かるようになっている。残り時間が少なくなると、どんどん面積が減っていく。
スマホのタイマーで円になっているものがある。あれをもっと分かりやすくしたもの。
見えないものを、見えるようにする
そうすることで、見通しが持ちやすくなる。
子どもたちが生活しやすくなるように、自分でできることが増えるように、手助けする仕事をしてきた。
今日は、そんなお話です。
【トークンシステム】と【強化子】
言いかえると、「ポイント制」と「ごほうび」
何か新しいことに取り組む時、それをするといいことがあると、やる気が起きるもの。
それは子どもも大人も、一緒。
「ごほうびあげて、させるなんて…」
ごほうびは、あくまできっかけ。
しなかったら、いつまでたっても始まらないじゃん。
よくあるのが宿題
宿題をしたら、おやつが食べられる、ゲームができる。「おやつ」や「ゲーム」は、強化子(きょうかし)。
強化子は、良い行いを強化するための「ごほうび」。
まったく宿題をしない子どもに、「しなさい。」と言ってもするわけない。
* 【トークンシステム】+【強化子】作戦 *
〈 作戦 の ポイント 〉
始めに何個シールが貯まったら、どんないいことがあるか明確にしておく。
(例) ゲームの時間、10分延長とか。
1. 宿題ができたらシールを1枚貼る。
2. シールも好きなキャラクターなど、その子の好きなものだと、さらに意欲アップ。
3. 始めは1回から。徐々に3回、5回、10回と貯めるポイントを増やしていく。
* 大人にも活用できる *
わたしは、職業訓練に通っていた時に、取り入れていた。
1日乗り切れたら、手帳にシールを1枚貼る。
強化子は、チロルチョコやビスコなど、プチプラおやつ。これは、休憩時間に食べていた。
大人だし順番は逆でも、1日を乗り切るための立派な強化子。
たまにスタバでお茶をして、さらなる強化に。
* シールを貯めることも、立派な可視化 *
通えた日数が目に見えて分かることも、励みになった。
【追記】
先日、クリープハイプの話を書いたので、タイトルは、クリープハイプからお貸りしました。歌詞は貸りてません。