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アジサイに水をやりながら言い聞かせることは

こんにちは。

この夏、いただいたアジサイの鉢植えに毎朝水やりをするのが日課になっていました。9月の半ばを過ぎても、色とりどりの花が咲いてくれるのが嬉しい。

このアジサイをくれたのは、前職の大先輩。7月末の東京出張の帰り際に久しぶりにお会いした際、お土産としていただきました。大きな鉢植えを抱えて新幹線に乗ることになるとは思いもよらず…。

アジサイを育てるのは小学生以来。毎朝、どんな色の花が咲いているのか、わくわくしながら庭に行くのが楽しみになっています。

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その先輩には、前職で大変お世話になりました。それゆえに会社を辞めた際、ご恩を返せなかったことを、心のどこかで後ろめたく感じていました。

「元気でやってる?仕事はどう?」

「畑の手伝いや地域イベントの企画をして楽しんでますよ。自己満足ですが。」

謙遜と自嘲が入り混じった私の言葉に、先輩は優しくも力強く答えました。

「自己満足でいいじゃない!他人を満足させても仕方がないよ。」

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アジサイに水をやるたびに、その言葉を思い出します。鉢植えの花は、贈ってくれた人を定期的に思い起こさせてくれるものですね。

自己満足でいいじゃない。

自分にそう言い聞かせながら、移住2年目の夏を見送ろうとしています。

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