シェア
味噌村 幸太郎
2021年11月1日 15:34
朝、学校にいこうといつもの道を歩く。 すると背後から声をかけられた。 振り返ると三つ編みのセーラー服の女子生徒。 クラスメイトだ。「童貞くん、おはよう」 僕はビックリした。 いつも話さない女の子だからだ。「あ……お、おはよ」 ニコニコ笑っていた彼女を見て思った。 この子、僕に惚れているかもしれない!
2024年1月24日 14:40
女の子に電話番号を聞く……言葉にすれば、簡単なことだが。 初めての挑戦に、僕は断られるのではないかと、恐怖から桃山さんに声をかけることが出来ずにいた。 高校生活の最後の日。 男友達に協力してもらい、卒業式に記念として、桃山さんとみんなで撮影をした。 それが最後のチャンスだと友達が、助言してくれたのに……。 桃山さんは女子に人気で、電話番号を聞こうとしても、他の子と撮影ばかりしていた
2024年1月18日 17:53
九重のキャンプ以来、僕は毎日同じ夢を見ていた。 それは九重山で、背後から“逆あすなら抱き”をしてきたクラスメイト。 植田 下子さんの微乳。 あの感覚が忘れられず、毎日悶々と考えているため、夢に出て来る。『童貞くん、この前は背後から胸をおしつけてごめ~ん♪』 と言いながら、腰を屈める植田さん。 まだ成長の途中だが、胸の谷間が垣間見える。 真面目な女の子だと思っていたのに、なんてハ
2024年1月16日 18:09
僕は森盛 まりなさんが、夜這いに来ると思い。 温泉の中で、入念に身体を洗った……特に股間を。 だが、僕のいるテントに彼女が現れることはなかった。 おかげで、一睡もできず。 僕は寝不足だ。 今日は、みんなで九重山に登るから、スタミナが必要だと言うのに……。 イライラしながら、共同の洗面所で歯を磨いていると、後ろから声をかけられた。「あ、童貞くん。おはよう」 昨晩、森盛さん
2024年1月14日 19:35
福岡に引っ越してきて、半年ぐらい経ったか。 日に日に、森盛さんからアピールされまくった結果。 僕は彼女に惚れてしまった……。 植田さんも確かに清楚で長い美脚がたまらないのだが。 積極的な森盛さんも負けなぐらいの魅力を持っている。 童顔、低身長、脱ぐと結構大きめなヒップが魅力的だ。 1995年、僕はとある番組を兄から知ってしまい、虜になってしまう。『ギルガメシュないと』 初め
2024年1月7日 14:37
女の子というものはわからないもので……。 僕を獲り合っているはずのムラ村さんと背伸さん。 二人は気がつくと、大の仲良しになっていた。「なぜだ……あの二人は恋敵にあたる存在なのに」 うーむと唸りながら、凸凹コンビの後ろ姿を背後から見つめる。 チビのムラ村さんに、モデル体型の背伸さん……。 どちらも捨てがたい。 落とすなら、どっちだ!? そうこうしているうちに、夏に入り、学校
2024年1月6日 15:05
僕とムラ村さんは、なんでかわからないが、結ばれることもなく、ただただ時が過ぎるのであった。 「なぜだ! 絶対、ムラ村さんは僕に惚れているはずなのに……」 そんな風に思っているだけで、行動にはなかなか移せない。 気がつけば、進級の時期になり、四年生になっていた。 もちろん、ムラ村さんは、僕とまた同じクラスだ。 良かったぁ。これだけ、時間があれば、今年中には彼女を落とせそうだ。
2024年1月4日 14:15
ムラ村さんと出会って半年ぐらい経ったころ。 僕は毎日、彼女のことばかりを考えていた。 そう、気がつけば、僕も惚れていた。 つまり、相思相愛なのだろう。 席替えして、ムラ村さんが前の方の席になっても、僕は暖かく後ろの席から彼女の小さな背中を見つめる。「この想い……届け!」 いや、もう彼女も僕を見つめている……気がする。 そんなことを考えていると、秋になり運動会が始まる。 ある日
2024年1月3日 13:55
大阪から名古屋に引っ越してきた僕は、毎日ポカーンとしていた。 というのも、大阪で落とせなかったチビ岡さんに、勝るほど可愛い子がクラスにいなかったからだ。「あ~ 恋がしてぇ~」 そんなことを考えながら、鼻をほじりつつ、九九を覚えるのに1年も費やした。 名古屋って街は、僕が胸キュンするような、展開がないところなのだろう……。 そうあきらめかけていたころ、進級することになる。 3年
2024年1月2日 14:16
チビ岡さんと遠足でお菓子をもらって以来、僕は彼女を意識してまうことになった。「おはよーさん、童貞くん」「あ、ああ。お、おはよう……チビ岡さん」 下駄箱で挨拶するぐらいの仲だが、僕は確信していた。 この前の遠足で、大事なおやつを僕だけにくれたという手ごたえ。 イケる! 小学校一年生で、僕はリア充になれる。 罪深い男だ。 単身、博多から来て、初めての女の子が、関西の人とはな……
2023年12月31日 11:43
僕はたった一年ばかしだが、大阪という街に住んでいたころがある。 福岡から引っ越してきて、慣れない関西弁に戸惑い、なかなか友達もできなかった。 小学校に入学して、一年生全員で初めての遠足へ行くことになる。 僕はまあ「友達おらんけど、お菓子食べられるから、ラッキ~ デヘヘ」なんて鼻をほじっていた。 お昼ご飯を食べる場所を先生の指示によって生徒が分けられる。 円を描くように丸くなって