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夏休みシーズンだが、我の職場にお盆休みはないどころか、今日も日当直で労働している。働き方改革どこ行った。
夏休みのあった頃を思い出してみる。

夏といえば、小学校の頃は母方のばあちゃんの家に帰省していた。
母の実家は但馬地方で、大阪から電車で3時間くらいのところにある。
じいちゃんが理科の先生かつ体育会系だった。
謎の直売所みたいなところでカブトムシの番を買ってもらったり、用水路でサワガニを獲ったりした。
居間で蝶々の標本とかを作ってて、じいちゃんが席を外した時にうっかりテーブルから落としてしまい、そっともどしたりした。
そして、泳げないと言う話がいつの間にか母から密告されていて、町立のえらく立派なプールに連れていかれ、泳ぎの練習をさせられた。
たぶん50mのプールで真ん中は深くなっていて、25m泳げないない私はちょうど真ん中で力つきても足が届かず、大変な恐怖だった。大変な特訓の後、豊岡に海水浴に行って溺れかけた。
未だにプールや海には積極的に行きたくない奴が出来上がった。
虫の観察の方が好きだったな。

ばあちゃんの家には畑があって、トトロみたいに畑で採れたてのきゅうりをバリバリ食べた。じいちゃんはナスも生でバリバリ食べてた。今なら真似して食べたい。
シソが嫌いだったけど、オクラの葉っぱやと言われてシソの天ぷらをもりもり食べていた。ある日畑でオクラの葉っぱを見て、こんなケバケバ食べられへんやんって気がつき、騙されているのに気がついた。
先日、ばあちゃんからハガキをもらい、私は小さい時にとうもろこしが好きすぎて、秋に帰省した時にとうもろこしを取りに行こう!って言うから、とうもろこしがない畑を見せて納得させたと言う話が書かれていた。
食い意地が大変はっている…
小さい頃は偏食すぎて食事量が少なかったらしいが、ばあちゃんの家に行くと野菜や煮物をたくさん食べていたらしい。

今、岸本佐知子さんの「死ぬまでに行きたい海」を読んでいて、丹波篠山の話で、帯にもなっている文章にとても共感した。

言語化ができるってすごいな。

私もささいな記憶をぼちぼちと載せていきたい。

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