白石忠臣/シコー株式会社

袋屋シコーの創業家3代目の社長。 ビジョン「包装で創るストレスフリーな世界~つくりやすく、かたづけやすくつくりやすい~」の実現を目指します。 Twitter: @Tadaomi19

白石忠臣/シコー株式会社

袋屋シコーの創業家3代目の社長。 ビジョン「包装で創るストレスフリーな世界~つくりやすく、かたづけやすくつくりやすい~」の実現を目指します。 Twitter: @Tadaomi19

最近の記事

袋屋社長が社長就任からの3年を振り返って感じたこと

2024年の6月25日をもってシコー株式会社の社長就任から3年が経過しました。振り返るとあっという間の3年間。上場企業の社長だと平均任期が3年くらいだと思うので、その感覚でいうともう終わってしまうわけです、はい。 改めて家業は長い時間軸で勝負ができるのだなと思いつつ、取り組みの棚卸をきちんとしないとあっという間に時間が過ぎていくと思い今回の記事を書くことにしました。(これから家業を継ぐアトツギの方。自分が社長になったら何をするか?をできるだけ具体的に準備しておくことをお勧めし

    • RE:PROJECTへの想い~古いモノに新しい価値を見出すことへの挑戦~

      こんにちは、しばらくnoteの執筆をご無沙汰しておりましたが、書きたいことがでてきたので筆を執る次第です。弊社は袋屋なんですが、袋以外の製造もしています。今回はロウビキといわれる製品について「新しい価値を見出したい!」という自分の想いを書いてみます。 舞台はシコーの香川製造部。香川製造部は坂出市の海沿いにあり、瀬戸内工業地域に属しています。かつてダンボールの製造を行っておりましたが時代の変遷とともに事業を縮小し、10年前に段ボール事業から撤退。今は紙袋を中心とした事業に専念

      • アトツギ社長が就活で学んだこと

        こんにちは、袋屋のシコーで社長をしている白石です。はじめは抵抗のあったnoteですが、そろそろ書くのも慣れてきました。自分の就職活動は結構珍しいケースだと思うので書き連ねてみようと思います。 人は誰しも自分の人生を振り返ったときに「自分なりの挑戦」があると思います。「挑戦は人を成長させる」と考えている私は、その挑戦は、それぞれの人がコンフォートゾーンからでさえすれば何でもいいのです。 挑戦は人それぞれで、それぞれの成果を積み重ねれば成長につながると考えています。そんな私の

        • 袋屋社長、福島に最新鋭の工場新設をする!

          こんにちは、袋屋のシコーで社長をしている白石です。2021年6月に事業承継をして社長就任したので、そろそろ2年目もおわりに近づいています。 そしてさる4月28日に私の袋屋人生で一番大きなプロジェクトが成就しました。社内で「プロジェクトF」と呼ばれていたそれは、「福島の工場を新設して旧工場を稼働させながら新工場へ移転する」というものでした。 ※Fは「福島(Fukushima)」からとっています。社内公募で決めました。 どうして福島に工場を新設したのか?そもそもシコーグループに

          どうして「オモロイこと」をしたいのか?~衰退産業での成長の在り方~

          こんにちは、シコー株式会社という袋屋さんで社長をしている3代目のアトツギです。2021年に社長に就任してから一貫して言っていることは「オモロイことをしよう!」です。ただ、それってどういうこと?と聞かれる機会が社内外であるので、noteにまとめてみます。 (トップのイラストは弊社のゆるキャラであるシコラです) そもそもオモロイことってなに?私のいう「オモロイ」というのはもう少し詳しく書くと「没頭するほど面白い、新しいこと」です。それを成し遂げたときに、そこに携わる人が成長をし

          どうして「オモロイこと」をしたいのか?~衰退産業での成長の在り方~

          アトツギ社長が考える「良い事業承継」とは何か?

          「良い事業承継とは何か?」そんなことを自分のアトツギとしての経験からまとめてみたいと思います。 こんにちは、袋屋のシコー株式会社で社長をしている白石です。家業を3代目として継いで1年半が経過しました。株式の承継にもメドがたち、名実ともに事業承継を終えたといえる状況になりました。丁度、このタイミングで周囲のアトツギさんからご質問を頂くことが複数重なったので、改めて「事業承継」について考えてみました。 ちなみに、この記事における事業承継とは「家業におけるアトツギが社長に就任するこ

          アトツギ社長が考える「良い事業承継」とは何か?

          アトツギが深く考えずに広報活動をしてみたら色々と考えさせられた話

          こんにちは、BtoBの袋屋であるシコーで社長を務める白石と申します。家業を継いで2年目の3代目です。社長就任をしてから広報活動を意識して取り組んできたので、そこからの学びをシェアしようと思いました。簡単に言うとアトツギは広報活動した方がよいぞというのが結論です。 なぜ広報活動をはじめたのか? 社長になって半年が経過したころに一般社団法人ベンチャー型事業承継が主催する広報イベントに参加したことがきっかけです。もともとアトツギさんとのつながりを求めて匿名でTwitterをしてい

          アトツギが深く考えずに広報活動をしてみたら色々と考えさせられた話

          採用活動を2年目の社員さんと取り組んで気づいたこと

          こんにちは、袋屋のシコー株式会社で社長をしている白石です。社長になる前から採用活動について色々トライしてきました。その中で23年卒の大卒採用で若手に手伝ってもらうことを通じて学びがありましたので書き連ねようと思います。 余談:トップの画像は弊社ゆるキャラのシコラです。 結論を先にいうと、素晴らしい学生さんを2名迎え入れるという成果をあげることができました。また、採用活動を通じて若手社員2人の成長を感じることもできました。この成長には再現性があるのではないかと思い、若手に採用

          採用活動を2年目の社員さんと取り組んで気づいたこと

          自分のゴキゲンは自分でとることの大切さ

          「ストレスに耐えられなくては経営してはいけない。ストレスを感じないようでは経営する資格がない」 こんにちは、袋屋の白石です。家業のシコーの社長になってから2年目です。経営者になって感じることは会社の最終的な責任は全て自分にあるということです。色々な葛藤を感じながら手探りで経営をしている自分のセルフケアについて書き連ねます。(トップのイラストは弊社ゆるキャラのシコラです) 社長になってから仕事を通じての喜びも悲しみも倍増したように感じるなかで、後者の悲しみに対しては耐性をも

          自分のゴキゲンは自分でとることの大切さ

          アトツギのキャリアへの見解~新米社長の自己紹介を添えて~

          こんにちは、袋屋の白石です。家業であるシコー株式会社を継いで2年目にとなりました。Twitterで多くのアトツギさんと交流させて頂いていると「アトツギのキャリア」について議論が交わされることが時々あります。それは、「すぐに家業に入るべきか?あるいは他社(ヨソ)で修行してから入るべきか?」というものです。そのことへの見解を自分のキャリアを含めて示したいと思います。 余談ですが、トップの画像は弊社(シコー株式会社)ゆるキャラのシコラの寅年バージョンです。寅年が終わるまでにこの記

          アトツギのキャリアへの見解~新米社長の自己紹介を添えて~

          老舗袋屋の「新米社長」奮闘記~想いを伝えるために始めた3つの取り組み~

          「コロナで先行きわからないけど予定通り事業承継はするからな」。今振り返ると、父から言われたこの一言が、自分が本当に社長になるんやなと強く意識したタイミングだったようです。 はじめまして、袋屋の白石と申します。72年続く袋屋の社長を継いでから2年目に入りました。日々あれこれしていると、あっという間に時間が過ぎていき、このままだと何をしたか記憶に残らないという想いに駆られてnoteをはじめることにしました。 1年目にやったことの備忘録としつつ、弊社のこと、業界のことを少しでも知

          老舗袋屋の「新米社長」奮闘記~想いを伝えるために始めた3つの取り組み~