「すずめの戸締まり」を見て気になったことを吐出す記事
新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」を劇場で鑑賞してきた。
おおまかな感想としては、「笑えて泣けてキュンキュンしてエンターテイメント作品として最高だった」というものなんだけど、いくつか気になることがあった。
この記事ではそんなもやもやをアウトプットすることで、すずめの戸締まりをよりすっきりと記憶に収められるようにしたいと思う。
※ネタバレしまくるので未鑑賞の方はお気をつけください。
●ダイジンが可哀そうすぎる。
途中までは演出的にダイジンが悪役として描かれてたんだけど、結局ダイジンはすずめの「うちのこ」になるために要石に戻ることを拒否していたし、扉を開けていたわけではなくてただお知らせしていただけでいいやつだったことがわかる。
つまりすずめの無責任な発言のせいでダイジンは振り回されていただけだった。
結局全体的にすずめのせいなんだけど、猫好きなので特にダイジンが可哀そうすぎた。
「すずめのこにはなれなかったけど・・・」
のセリフを思い出すたびにすずめ要石エンドの別バージョン作ってほしくなる。
●ほとんどすずめのせい
色々やばいことが起きるけど大体すずめのせい。
主要なトラブルは大体すずめが元凶になっている。
草太を好きになったのも、過去に一度会っているとはいえ、イケメンだからっていうのも釈然としない。
過去の震災のことはどうしようもないけれど、その後のトラブルしょい込んでおばさんに逆切れしてるのも見ててつらい。
しかし高校生のときの精神状態なんてだいたい自分勝手なものだから、うまく描いているともいえる。
すずめ、要石にならないか?
●おばさんがメンヘラ化したのはなぜ?
最後らへんにおばさんがすずめに心情を吐露する場面があって、後ろにサダイジンがいたから、「悪いやつに心の闇を増幅されてたのか?」と思ったら、サダイジンは普通にいいやつだったので、なんでいきなり過去の不満をぶちまけたのかがよくわからない。
すずめの意味不明で自分勝手な行動に振り回されている状況で堪えかねたっていうだけなのか?
それにしてはぶちまけた後にすずめが「誰?」って言った理由がよくわからない。
サダイジンは色が黒いことからも闇のパワーが強いから、近くにいるだけでネガティブな発言しちゃうようになる、ってのがしっくりくる考えではある。そういうことにしとこう。
●サダイジンはなんで要石やめたの?
サダイジンがいなくなって東京にミミズが放たれたけど、なんでサダイジンは要石をやめたのかよくわかんない。
東京のは単に抑えきれなくなっただけなのか?
それとも宮城の方に東京どころじゃない巨大なミミズがいたから要石をやめたのか?
というかダイジンはすずめに抜かれることで要石じゃなくなったけど、サダイジンは自分の意志で要石をやめられるのか?
各地でミミズが発生していたことから、抑えきれなくなっただけのような気もする。
でもやっぱりどうやって要石から解放されたのかがよくわからない。
ダイジンより力ありそうだったから自由に要石化を解除できるってことにしとこう。
●最初に3本足の椅子を拾ったのは誰?
すずめの母が作ってくれた椅子の足が3本なのは、震災の津波で流されたからだと思うんだけど、結局それを最初に誰が拾ったのか不明。
常世にいるすずめ母が渡したのかと思ってたけど、それは未来のすずめだったことが判明したので、3本足の椅子の出所が不明。
ちょっとこれは納得できる理由が考えつかないので他の人の考察を読んでみることにする。