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将棋ウォーズ四段までの道のり

本日7月10日に3分切れ負けで四段に昇段しました。上達に役立ったコンテンツや本、私の苦悩などお伝えします。

本格的に将棋を始めたのは藤井聡太四段の29連勝のニュースがきっかけで、将棋ウォーズをダウンロードしました。
Abemaを観ながら棋譜並べをするのが日課です

ウォーズ級位者〜初段編

初心者に陥りがちなのがハンドブックばかりやる事です。
ハンドブックは良書ではあるのですが、優先順位は高くないと考えています

級位者ほど詰み筋にこだわる傾向はかなり強く、寄せの段階でも詰みを探してしまい駒損だけを重ねる事は少なくありません。

詰将棋ばかり意識しているけど、詰み筋を習得しているわけでは無いのが更に悪化させる原因で、堂々巡りを繰り返して時間だけ無くなるのは、誰もが経験すると思います。

私が級位者から初段の人にオススメする棋書は羽生の法則です
羽生の法則を習得したら、金子さんの寄せの手筋200がオススメです
難しいと感じる人はyoutubeで実況動画を視聴してみてください。
中終盤の寄せを注視して見るだけでも違います。意識改革が重要です

ウォーズ初段〜二段編

戦型選択で迷走しまくった思い出があります。
ウォーズ初段までは四間飛車一本で戦っていたのですが、三間飛車や中飛車、向かい飛車など(全てやん…)
自分に合う戦法を探す日々でした。

四間飛車は棋書で勉強する志の高い人には適しているのですが、実戦が好きな人との相性は最悪で職人の為にあるような戦法です。

実戦が好きな人は中飛車か三間飛車で経験値を積むのが合理的ではあると思います。

向かい飛車はその中間でメリケン向かい飛車など破壊力のある形もあるので、勉強が好きで実戦も好きな人は向かい飛車がオススメですね

序盤はオススメの棋書は無いと言うか符号が馴染むなら何でも良いです。
初段〜二段の段階では符号が馴染んでいなくて辛かった…自分の指す戦型の棋譜をPCやアプリで再生して、符号に慣れたり定跡の手順だけ入力して反復するのが良いです

これを言うと嘘やろ?話を盛ってると誤解されやすいのですが、
符号を言われてその局面をパッとイメージ出来ないと身につかないのは痛感してきました
当然棋書はこの段階でも読んでいましたが、身体に符号を馴染ませる段階です

ウォーズ三段編

符号の問題も解決して、解ける詰将棋や問題集も大幅に増えます。
がしかし、マッチングする相手も当然強くなってきて、細かい所で差が付いたり受けの強い人が増えます。

オススメの棋書は凌ぎの手筋200と終盤の手筋436ですね
ウォーズは序盤研究の比重が高いのですが、逆転勝ちや受けて耐えないといけない局面は必ず訪れるので、終盤で一手稼ぐ術やZの形 玉の早逃げ 攻防の角など出来る事が増えると逆転勝ちが増えます。意外と形勢はひっくり返ります

相手が強くなるのもあって、欠点は三段になると目立たなくなりますが
総合的に地力を付けないといけないなと感じる機会はかなり増えると思います。

ウォーズ三段中期 居飛車党に転向しました

四間飛車や三間飛車で指す事に疲れて、振り飛車穴熊しか指さない時期が続きました。
振り穴の経験値で勝率は上がりましたが、この先四段五段を目指す人間がこれで良いのかと葛藤があり、思い切って正統派居飛車党を目指しました

達成率が60%から15%まで落ちる

予想していたよりも大幅に下がりました。角換わりも相掛かりも掘れば掘るほどやる事が多くて持て余していました。右玉や矢倉も試しましたがイマイチでした。
対抗形はミレニアムばかり指していて、理由としては対策を知っている人が少ないからです。相居飛車しか指さない日は全敗する日々でした。

嬉野流に闇堕ちして達成率を盛る

志が高くても勝てないと辛いので、嬉野流一本で暴れました。
正統派居飛車党を目指した苦労が活きてる部分もあったと思います。
達成率を60%まで強引に戻しました。

早繰り銀で四段達成

黒田さんの棋書絶対早繰り銀を購入して、力戦調の早繰り銀を指す機会が増えました。
嬉野流、その他の力戦の経験値も相まって勝率が大幅に上がりました。
この本とは関係無いのですが角換わり早繰り銀も勝率が良くて、早繰り銀プリンスに…
この頃になると気まぐれで相掛かりを指しても普通に戦えるようになっていました。

達成率60〜70を往復していた私が四段になれたのは早繰り銀との相性が良かったのが大きいと思います。

以上将棋ウォーズ四段までの道のりでした

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