山口蓬春のお宅に招かれたらセンスがよすぎて ただの葉山女子旅にならなかった話①
先日 一人旅をした。
子供が生まれてから
いや、そもそも一人旅自体が何年ぶりだろうか。
一人で出かけるのは好きだが 普段は日帰りなので
すごく新鮮。
行先は神奈川。
鵠沼海岸のシネコヤにまず向かう。
グーグルマップで検索してた時に見つけた 本を読んだりお茶ができる、ミニシアターみたいなところ。
鵠沼海岸の駅自体が 初めて降り立つが、
個人の魚屋、肉屋があり、空がちゃんと見える。
日常がしっかりしているような こういう町は好きだ。
シネコヤに入る。
受付のお姉さんのゆっくりとしたおしゃべりも 可憐な雰囲気も
何だか映画の中に入り込んだようで
人差し指を一本立てて目を合わせながら「では、1階でお待ちください」と話するその姿に
”この瞬間、全男性が恋に落ちるな~”と思いながら 上映時間まで館内で過ごす。
今回見たのは『ぼくのお日さま』。
池松壮亮も 主役の男の子もよかったけど、
主役の友達役の男の子が 私的にはよかったな。
雪道を男子二人で歩いているときの何気ない会話が いかにも小学生の会話で。
二人のスケートシーンに拍手してくれる優しいところも。
最後の主題歌、歌詞は主人公の気持ちのように聞こえるけど、
池松壮亮や その恋人、年上の女の子、
どの立場の人の気持ちのようにも聞こえてきて。
3人で遊んだ湖畔のスケート場でのあの時間は 嘘じゃなかったよな と思ったり。
池松壮亮、来年の大河にも出るのかー。楽しみ。
次に 路面電車で鎌倉駅まで出る。
夕食用のテイクアウトのお弁当と 紀伊国屋でお菓子、おつまみを買い、
葉山へ移動。
泊まったのは『うみのホテル』。
葉山女子旅特集なんかで ちょいちょい出てくるホテルだ。
バンクルームといって いわゆるカプセルホテルなんだけど
一度 こういうタイプの部屋に泊まってみたくて。
ロビーを自由に使えるのと 大浴場もあり、窮屈感はあまり感じなかった。
でも、夜にロビーで一人でいると ちょっと寂しさが湧いてくる。
いつも 家だとワイワイガチャガチャだからなー。
外のテラス席でパソコンで映画を見ている人がいて あの過ごし方もいいなと思ったり。
テラスで 秋の虫と海の音を聞きながら 30分くらいぼーーーっとして
その日は就寝。
(続)