「上機嫌でいるための作法」と愚かな自分の発見
最近「自分で自分の機嫌のとる大切さ」や「上機嫌でいることの重要さ」みたいな話をよく聞きます。
これ本当に素敵なことだな〜と思っていまして。みんなが上機嫌でいる社会が実現できたらめっちゃよくないですか?
会社に行ったらみんな機嫌がよく、上下関係関係なく活発な議論が交わされ、家でも明るい会話が増える。会話する相手が笑顔なだけで、安心できますよね。
これはなんとして実現させたい! と思い、自分自身がどうすれば上機嫌でいることができるのか考えたので、その答えをメモっておきます!
気分が良い時の「上機嫌でいる方法」
「上機嫌でいる方法」を考える際には、自分の状態が「気分が良い時(または普通の時)」なのか「気分が悪い時」なのかで分けて考える必要があると思います。
前者だと比較的に簡単なのですが、後者だとグッと難易度が上がります。あ、当たり前ですね…。
では早速、「気分が良い時(または普通の時)」の「上機嫌でいる方法」から。
これはもう「相手の立場に立つ」で可能になります。
▲以前書いたnoteでいうところの②の視点です
誰かと話している時に、その相手の立場になれば、自分が不機嫌な態度をとっていたら嫌ですよね。そんな奴と話したくもありません。
また、会社にいる時に、自分に話しかけようとしている人に立場の立てば、不機嫌な人に話しかけづらいですよね。もし、その人がそれでも話しかけなくてはならい状態だとしたら、きっとその人は嫌な思いをするはず。
「自分がされて嫌なことは、人にもしない」。これは人が社会で生活する上で最低限のルールですので、相手の立場に立てば、おのずと上機嫌でいないわけにはいかないのです。
あとこの時に大切だなあと思ったのが、実際に自分自身が上機嫌でいる必要はない、ということ。相手から見た時に「ああ、この人今機嫌がいいな。話しかけやすいし、一緒にいて楽しい」と思わせることが何より重要。というかそれが全てです。
だから、「上機嫌でいる方法」=「上機嫌だと見せるスキル」とも言えると思います。相手の受け取ったものが全てですから。
「自分が上機嫌に見えているかどうかわからない」という方は、一度自分が話している姿をビデオに撮ってもらって見るのがおすすめです。
僕自身、新卒で入社した会社で一度自分のビデオで撮ってもらい、見たことがあるのですが、その視点が今でも生きていると思います。(死にたくなるほど恥ずかしかったですが…)
気分が悪い時の「上機嫌でいる方法」
問題はこの状態の時なんですよねえ…。「気分が良い時(または普通の時)」は、前述のように「相手の立場」に立てば、上機嫌でいることができます。
しかし、自分の気分が悪い時はそうは言ってられませんよね。自分が仕事でうまくいかずイライラしている時、上機嫌でいること(と見せること)は容易ではありません。
今、会社で仕事をしているとしましょう。納期がタイトな案件で、前日は徹夜。時計に目を向けると13時を少し過ぎた頃。眠気と空腹と言語化することも嫌になる黒い感情であなたはもう参ってしまっています。
そこに後輩が仕事のアドバイスを求めてやってきました。その時、あなたは上機嫌でその後輩に接することができるか?
う〜ん。どうですかね? 僕はちょっと自信がないですね…。最悪、「俺今大変で忙しいんだよねオーラ」を出しちゃうかもしれません。
そう、気分が悪い時は自分の心のメモリがいっぱいいっぱいなんで、「相手の立場」を想像する余地が余ってないんですよね。だから、自分の気分が悪い時は、上機嫌でいることは限りなく不可能に近い
と、思ってたんです。結構最近まで。
でも違ったんですね。このことを知って、そして自分の愚かさを知って、ちょっと自分のことを嫌いになりかけました。
先ほどの場面をもう一度思い出してください。あなたは徹夜明けでヘトヘと。そこにある人が話しかけてきます。その人があなたの会社の社長だったら、あなたは不機嫌なままでいられますか?
いかがでしょうか。おそらく不機嫌なままでいられないのではないでしょうか。それどころか、席を立ち、笑顔で受け答えをするのではないでしょうか。僕だったらきっとそうするはず。
つまり、私たちは、自分の状況云々ではなく、”相手によって”機嫌をよくするか悪くするかを決めているんです。
自分の気分が悪い時、話す相手が社長だったら機嫌を良く見せられるのに、後輩だと機嫌を悪く見せるのは、後輩のことをリスペクトしていないから。もっと言葉を悪くすると「相手のことをなめているから」なんですね。
最初に、「上機嫌でいる方法」を考える際には、自分の状態が「気分が良い時(または普通の時)」なのか「気分が悪い時」なのかで分けて考える必要がある、と言ったのですが実は関係なくて、
自分の状況に関係なく、「相手の立場になる」と「相手をリスペクトする」の2点を実行するだけで「上機嫌でいる」ことが可能になる、というのが今の僕の考えです。
まずは身の回りの方々に敬意を払うこと。そのベースがあった上で、自分が相手だったら、どのように自分が振る舞えば嬉しいか、を考えるとかなり上機嫌でいられる(上機嫌でいるように見せる)ことが楽になる実感があります。
とまあ偉そうに綴りましたが、「本当に死にそうなほど余裕のない状況」ってあるじゃないですか。社長に話しかけられても「ああ!?」と返してしまうような状況の時。
そんな時は自分のことだけを考えてあげてくださいね。ここにメモったのは、あくまでも「上機嫌でいる方法」であって、「常に上機嫌でいろ!」ということではありませんので。「ガンガンいこうぜ」と「いのちをだいじに」の選択肢を常に持っておきましょうね。
”上機嫌生活”実現に向け、何がしかのヒントになれば嬉しいです! 今日も上機嫌で頑張りましょう!
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