くいしんぼばあさん その1 250円のしあわせ
今にも雨が降り出しそうな空模様の下、お気に入りのイタリア製の傘を持って、歩いて街の中心部に出た。
金融機関の気の張る用事を無事済ませ、ほっとして、駅前の老夫婦だけで営まれている定食屋(今や絶滅危惧種で、どんどん少なくなっている)でアジフライ定食を頂き、市役所に向かった。
役所に用事はないのだが、隣の公民館の図書室で楽しみにしている本を借りようとする前に、新築の市役所の1階に入っているコンビニで、食後のコーヒーを味わおうというわけだ。
さっきの定食屋でご飯を半分にしてもらった