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本のおはなし

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感想や気づき、アウトプットしたいことをまとめています。
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記事一覧

家を整えて、幸運を引き寄せたい

『引き寄せるすごい「家」』という本を読んだ。 家と体の相関関係や、家と身の回りの出来事の…

おまめ
3日前
80

「いくつもの週末」|江國香織さんのエッセイが好き

江國香織さんの言葉や文章に触れていると、柔らかいまるい音が静かに心の中で響く。 初めて読…

おまめ
2週間前
102

「ももこの話」を読んだ感想|子どもの頃の記憶

さくらももこさんのエッセイを読みたくなるときって、頑張りすぎてしまっているときや仕事が行…

おまめ
3週間前
92

良識をみじん切りに

「まず良識をみじん切りにします」という、二度見してしまいそうなタイトルの本と出会った。 …

おまめ
1か月前
67

世界をスローモーションで眺めてみる

「さみしい夜にはペンを持て」を読み終わったとき、胸の奥の方があたたかくなり、自然と涙がで…

おまめ
1か月前
88

「わたしの農継ぎ」を読んで|農について思うこと

「農継ぎ」という聞き慣れない言葉が気になって、手に取ってみた本。 2022年から現在までの農…

おまめ
2か月前
75

ふわふわと変わっていくものを考える

鳥の声がさわやかに響く、秋晴れの朝。 本を返すため図書館へ出かけた。 村上春樹さんの「一人称単数」という短編小説。 なかなか読み進められなくて一ヶ月も借りていた。 初めて村上春樹さんの文章に触れて、堂々とした力強さを感じた。 一人称視点「僕」で進んでいく物語。 小説だと思って読んでいたが、途中からこれは小説なのか村上春樹さんの実話なのかわからなくなった。 本書のあるお話の中で、「中心がいくつもあり、しかも外周を持たない円」とは何かと問われていた。 「そういう円はちゃ

江國香織さんのエッセイに癒された

江國香織さんのエッセイ集「やわらかなレタス」を読んだ。 日常の切り取り方や感性がすてきで…

おまめ
3か月前
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「まる子だった」さくらももこさんのエッセイを読んで

さくらももこさんのエッセイは、いつも程よくゆるい感じがして好き。 エッセイ集「まる子だっ…

おまめ
3か月前
44

小さな幸せ

初めて、吉本ばななさんの本を読んだ。 読んでみたいと思ったきっかけは、「作家と犬」という…

おまめ
4か月前
80

夫のお弁当を考える|賢く食べること

一日中座りっぱなしで、日光も浴びない、パソコンとにらめっこの激務の夫。 せめて食事だけで…

おまめ
4か月前
50

世界は、信用で回ってる

気持ちが不安定なとき、助けを求めるように読みたくなるのが、青山美智子さんの小説。 「その…

おまめ
4か月前
60

すべては宇宙の采配

図書館でふと目にとまって借りてみたこちらの本。 「すべては宇宙の采配」というタイトルから…

おまめ
5か月前
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板上に咲く|原田マハ|読書感想文

大好きな原田マハさんの小説を久しぶりに読んだ。 10行ほど読み進めて、はやくもうるっときた。 ストーリーはまだ進んでいないけれど、文章の美しさ、優しさに感動したのだ。 内容以前に、文章で読者を引き込ませる力がすごいと思う。 原田マハさんの文章に触れてみて、やっぱり好きだなぁと、改めて思った。 柔らかさとキレの良さを、両方持ち合わせているような、心地のいい文章。 一字一句、逃すことなくすべて噛み締めたいので、マハさんの作品はいつも読むのに時間がかかる。 「板上に咲く」は