おまめ

夫とふたり暮らし。日々主婦をしながら、野菜を育てたり、文章を書いたりしています。好きなことは料理、読書、自然、旅。人と地球にやさしく、穏やかに暮らしたい。HSP、INFJ

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マガジン

  • 食と畑、健康のこと

    人と地球の健康はつながっている。 食の大切さや畑の様子などを綴っていきます。 管理栄養士|ゆるベジ|プラントベース

  • まるい好日

    エッセイ、日記、ゆるい日常。愛おしい日々。

  • 本のおはなし

    感想や気づき、アウトプットしたいことをまとめています。

  • 旅の記録|海外旅行

    海外旅行の記録を集めてみました。海外で感じたこと、エピソード、写真などを載せています。

最近の記事

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江國香織さんのエッセイに癒された

江國香織さんのエッセイ集「やわらかなレタス」を読んだ。 日常の切り取り方や感性がすてきで、どんどん惹き込まれた。 どのお話も食べ物がとても美味しそうに書かれていて、味、香り、舌触りなど最後までおいしい妄想でいっぱいになりながら楽しめた。 無性に食べたくなったのは、ところてんとのり弁とフランスパンとポタージュ。 お腹が空いている時に読むと、胃がくぅ〜となって、幸せな空腹感が増す。あれもこれも食べたい!と、食いしん坊な自分がでてきた。 お腹がいっぱいの時に読んでも美味しそう

    • 心の声がよくきこえる場所

      深呼吸して体の力を抜いたり、瞑想したり、リラックスしているとき、自分の心の奥の方にある気持ちに気付く時がある。 家にいるときは、意識してそういう時間をとっている。 そして、最近気がついたのは、畑にいるときは意識しなくても勝手に体と心がゆるまっているということ。 植物に囲まれているとき、心はとても静かで、穏やかになる。 あれこれ頭で考えることがなくなり、心の声に耳を傾けることが簡単になる。 今、この瞬間にいられる安心感が湧いてくる。 誰かが近くにいても、この穏やかさは変わ

      • 100年の人生をどう生きるか

        「ライフシフト 100年時代の人生戦略」という本を読み、たくさんの学びを得ることができた。 これからの人生のこと、この人生で何をしたいのか、幸せとは何か、思考が深まったのでここに書き残すことにした。 人生について考えるのに、お金や資産のことを切り離すのは難しいとわかってはいるけど、読んでいてもあまり興味がわかないし、自分の金融リテラシーのなさに驚いた。 お金は大切だし、生きていくためにも、人生を楽しむためにも必要だとわかっている。 だけど、お金は価値交換の道具であり、目的

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        • ふわふわと変わっていくものを考える

          鳥の声がさわやかに響く、秋晴れの朝。 本を返すため図書館へ出かけた。 村上春樹さんの「一人称単数」という短編小説。 なかなか読み進められなくて一ヶ月も借りていた。 初めて村上春樹さんの文章に触れて、堂々とした力強さを感じた。 一人称視点「僕」で進んでいく物語。 小説だと思って読んでいたが、途中からこれは小説なのか村上春樹さんの実話なのかわからなくなった。 本書のあるお話の中で、「中心がいくつもあり、しかも外周を持たない円」とは何かと問われていた。 「そういう円はちゃ

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        記事

          愛おしい野菜たち|畑の記録

          秋のはじめに植えた野菜が、ゆっくりと育っている。 ちゃんと芽が出るまではそわそわと心配し、芽が出た後もちゃんと成長するかと心配し、ひたすら見守る。 大根が順調に成長している。 小さかった芽が、とても立派に。 栄養たっぷりの葉っぱ。ほとんど虫に食べられていない。綺麗なみどり色。 石灰や動物性堆肥は使わず、自家製のコンポスト堆肥を薄く混ぜ込んだだけだったから成長するのか心配だったけど、今のところ問題なさそう。 土の中の菌や微生物が頑張ってくれているのかも。 ビニールマル

          愛おしい野菜たち|畑の記録

          まさかこんなに惚れてまうとは

          藤井風さんの音楽を、最近になってよく聴くようになった。 愛のかたまりのような優しさが、声や歌詞から伝わってくる。 なんて癒されるんだろう。 聴いているだけで、浄化されている気がする。不思議。 天才というか、人を超越しているというか、地球人じゃなさそうな雰囲気がする。 大事な使命を持って地球にきてくれた天使みたい。 藤井風さんと同じ時代に生まれてこれてよかった。 「まつり」という曲が好きで、毎朝聴くようにしている。 藤井風さんの声で聴く言葉が特別に感じる。 肩の力が抜けて

          まさかこんなに惚れてまうとは

          秋の風を感じて|長崎

          10月中旬、長崎県の諫早市〜島原半島へふらっと行ってきた。 まだ暑さの残る晴天。 諫早市にある白木峰高原へ。 コスモス畑。 人がうつらずに偶然撮れた写真。 雲のない空は、澄んだ青が感じられて好き。 かすかに優しく香る花。 花々の間を、蜂が嬉々として行ったり来たりしていた。 そんな姿を見て、ほっこりと嬉しくなる。 遠くに見える山々が連なる陸地が、これから向かう島原半島。 心地いい温度の風が肌にあたる。 のんびりしすぎてもう12時前。 お腹が空いてきたので、島

          秋の風を感じて|長崎

          麺がすすれない問題

          10年くらい前のある日、麺類ばかり好んで食べていることに気がついた。 ラーメン、うどん、蕎麦、そうめん。 こんなに食べているってことは好きということに違いない、となぜか急に思った。 麺の中でも、特に好きなのが蕎麦。麺そのものの香りが楽しめるから。 香りをより楽しめるのが十割そばであり、さらにこだわるなら冷たいざる蕎麦で食べたい。 今年の年始に、雰囲気の良いお蕎麦屋さんを見つけた。 自家製の十割そばを食べられるお店で、サラダや揚げ出し豆腐、だし巻き玉子、炊き込みごはんなど

          麺がすすれない問題

          きのうの夜ごはん|おいしい雑草を見つけた

          夏の暑い時期から、借りている畑にいつも生えている雑草がある。 刈っても抜いても、またもりもり生えてくる。 よく見かける緑色の細長い雑草ではなく、茎がピンク色で先に丸い葉っぱがついている。背が低く、横に広がって成長していくタイプの雑草。 成長も早く、生命力に溢れている。 この植物は何なんだ? 写真を撮って、植物の種類を判別してくれるアプリで調べてみた。 スベリヒユという名前の植物だった。 さらに調べてみると、なんと食べられるらしい。 そして嬉しいことに栄養価も高い

          きのうの夜ごはん|おいしい雑草を見つけた

          「まる子だった」さくらももこさんのエッセイを読んで

          さくらももこさんのエッセイは、いつも程よくゆるい感じがして好き。 エッセイ集「まる子だった」も、読みながら終始ニヤニヤしてしまうほどの面白さだった。 さくらももこさんの小学生時代のお話が多く、静岡県の清水の町がよく登場するので懐かしさを感じた。 というのも、私の地元も同じ、清水。 さくらさんが通っていた小学校を知っているので、エッセイに出てくる出来事も、ぼんやりと実際の場所を想像しながら読んでいた。 子供の頃、ちびまる子ちゃんのアニメを見ていて、「このアニメの舞台は

          「まる子だった」さくらももこさんのエッセイを読んで

          畑日和|月と種まき

          涼しくなったおかげで、長時間畑にいられるようになった。 夏は暑さとのたたかいで、なるべく早く作業を終わらせることに注力していたが、秋に入りしっかり観察する時間ができた。 9月、10月は種まきや苗の定植に適した時期。 冬野菜を植えるために、雑草を刈り、土を整えていく。 この前、松浦市の松尾農園さんで買わせてもらった種。 月の巡りがすべての生物に影響を与えていて、種まきも月のリズムに合わせて行うと良いらしい。 9月初旬の、新月から満月の間の時期が種まきにぴったり。 という

          畑日和|月と種まき

          島めぐりとアジフライ|長崎

          長崎県の北の方、松浦、平戸島、生月島へ行ってきた。 ことのはじまりは、松尾農園という種の専門店があると知ったこと。 秋植えの固定種のタネが欲しかったので、ドライブがてら行ってみることに。 松尾農園は小さな商店街にあった。 道路を挟んだ向かい側に、カフェも営業されている。 カフェの店内では雑貨や食品なども売られていて、特にアジフライのイラストが描かれたTシャツとトートバッグが可愛かった。 アジフライサンドとコーヒーを注文。 少し時間がかかるので、2階で待つように案内さ

          島めぐりとアジフライ|長崎

          透明になる

          朝、仕事に行く夫を見送り、片付けと掃除をして、植物に水をあげるといういつもの日課をこなした。 本を返すため、図書館に向かう。 風が肌にあたる感覚が優しい。 日差しも柔らかで、秋だな〜と思いながら歩く。 街路樹の枯れた葉が、カリカリっという音を立てて落ちる。 夏の暑い日差しを浴び続けて、私たちに日陰を作ってくれた葉っぱたちに、おつかれさまという気持ちになった。 突然、「すみませーん」と大きな声で呼ばれて、現実に戻される。 車に乗っている強面のおじさんが、窓を全開にし

          透明になる

          小さな幸せ

          初めて、吉本ばななさんの本を読んだ。 読んでみたいと思ったきっかけは、「作家と犬」という本に吉本ばななさんのエッセイが載っていて、それを読んで感動したこと。 独特な視点を持っている方だと思った。 たくさん気づきを得られるような気がした。 図書館で見つけた中で、どのエッセイを読むか迷ったが、表紙を見た直感で決めた。 表紙のイラストが可愛かったというだけだけど。 どれも短めのエッセイで読みやすく、一気に読んでしまった。 せっかくの「小さな幸せ」なのに、お腹いっぱいに詰め込みす

          小さな幸せ

          夫のお弁当を考える|賢く食べること

          一日中座りっぱなしで、日光も浴びない、パソコンとにらめっこの激務の夫。 せめて食事だけでも健康的にと思い、ほぼ毎日お弁当を作っている。 最近お弁当のメニューがマンネリ化してきたかも、と思っていた時に出会ったのが、この「80代現役医師夫婦の賢食術」という本。 著者の家森幸男さんは、「食べ物と健康寿命との関係性を解き明かしたい」という思いから、約40年にわたって世界25カ国61の長寿地域、短命地域を訪れ、その土地の人が食べているものを調べ、研究されてきた。 また、カスピ海ヨー

          夫のお弁当を考える|賢く食べること

          森の音をきく|長野

          この夏、長野へ行ってきた。 朝食を買うために訪れた、八ヶ岳にある小さなパン屋さん。 並んでいる列の最後尾につく。 店内をちらっと見ると、狭そうな空間に人が詰め込まれている。 店内から人が出てこないのに、並んでいる人はどんどん中へ入っていく。 どういう仕組みなのかな?と思いながら、流れに任せて店内に入ってみた。 その瞬間に悟った。 この人の多さではゆっくり見て選ぶのは不可能ということを。 パンは種類が豊富だった。 狭い棚にきゅっと肩を寄せ合うように並んでいるパンが、か

          森の音をきく|長野