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営業は筋トレをやった方がいい
おもえば、不動産の仕入れをやっていた頃は、ほんとうに頭を使っていました。あの頃に比べれば、今は10分の1くらいしか頭を使ってない気がします。
どうすれば都心の物件を買えるのだろう?、どうすれば営業力がつくのか?と。いつも仕事のことで頭がいっぱいでした。昼も不動産、夜も不動産、トイレで不動産、風呂で不動産...
不動産の仕入れというのは、要するに都心の中古マンションとか、土地を、安く仕入れてうまく売却するってだけの商売です。
当然、市場より安く買う必要があるのですが、これが一筋縄ではいかない。誰が自分の不動産を安く売る馬鹿がいますか?
だから、仲介業者との強力なパイプを築く必要があります。美味しい情報を握っている腕利きの仲介と、どれだけ沢山コネクションをもっているかが、勝負の分かれ目です。
もちろん、実際にビジネスをするときは一蓮托生の関係性が不可欠です。いろんな意味でハードな仕事でした。
世の中では、営業力を伸ばすためのメソッドが、いろいろ考案されています。大きな書店だと、本棚の一角まるまる「営業職」関連の書籍が占めてたりしてますから。
ですが一番手っ取り早いのは、「外見力」を上げることだと思います。何はともあれ見た目の良し悪しです。
特に極めて効果があるのが筋トレです。パンプアップですね。ブートキャンプですね。論より証拠、是非”できる営業マン”を観察してみてください。
そもそもスーツって、マッチョな人が似合うように出来ているんです。
胸板がブ厚くて、肩がガッシリしていると、スーツの男性的なラインが強調される。これが、えもいわれぬ落ち着きと威圧感を演出するのであります。雰囲気だけで相手は「この人はやってくれそうだな...」と判断するでしょう。
人は9割方、見た目で他人の判断を済ませている。とくに営業という短時間での交渉となると、その傾向が甚だしい。
できる営業ほど、この真理を掴んで、「自分のスタイル」を確立しているものです。また自分を客観視する力だけではなく、相手を見抜く能力も高い。
仕事ができる人は往々にして、ファッションのセンスと教養と、鋭い観察力を兼ね備えています。
もちろん例外もいますよ。たまに蛭子さんみたいな、さえないオッサンがトップ営業、というケースも確かにあります。でも、それは所謂「天才系」なので、いっさい参考にならんのです。本稿はあくまで凡人向けの記事です。
もうひとつ、筋トレには肉体のエネルギーを覚醒させる作用があります。当たり前ですが、筋トレはきつい。きつい工程をあえてみずからに課しているわけですから、自然とストイックなメンタルが身につきます。
筋肉が増大してパワーアップするだけではなく、それまで眠っていた様々な能力 ー バイタリティや攻撃性、過酷なパワハラにも耐えられる心のレジリエンス、雄としての本能 ー も飛躍的に向上します。
ちなみに私は、サッカー選手の長友佑都の動画を参考にしてました。ハードな筋トレはもちろん、トレッドミルで傾斜MAX15度で時速9キロ、10分間ダッシュとかしてました。今やったら5分未満でぶっ倒れますね。
なんのかんのいっても、最後にものをいうのはメンタルの強さなんですよ。
強い精神力とバイタリティさえあれば、私はどんなことでも出来ると思います。これこそが筋トレの”効能”の核心です。