「ひろい宇宙へはばたいて行け」・・・・「無敵超人ザンボット3」とは。
「機動戦士ガンダム」が放送される前のお話です。
富野監督は「無敵超人ザンボット3」というアニメを手がけました。
当時ボクは中学生で、
「マジンガーZ」がロボットアニメの代表格と信じていました。
友達に教えられて、「ザンボット3」を見たら、驚きました。
それまでのロボットアニメとは違うのです。
いや、すでにロボットアニメという「くくり」ではいけないのです。
「機動戦士ガンダム」から、富野監督作品を見始めた人が
「ガンダムは素晴らしい」というのはわかるけど
「ザンボット3」まで、遡って見てくれた人は何人いるのでしょう?
「ガンダム」は評価され、続編が作られ続けて、今に至るし
名古屋テレビの同時間の放送枠でも、富野監督の作品が
次々に放送されました。
でも、「ザンボット3」の事を聞いたことがないのは、すこし残念です。
「富野作品の第1作(?)なのに・・・」
「あんなにいい作品なのに・・・」
「初回を飾るほどの出来の作品なのに・・・」
誰かが言っていましたが、
「自分の爪あとを残すために生きている」人も多いでしょう。
富野監督も「ガンダム」で残せて、満足かもしれません。
でもボクは、ボクのように「ザンボット3」を知ってるやつには
「正当な評価がほしい・・・」
「彼はこんな作品もつくたんだ。」
「ボクたちは見たんだ、すごい作品を・・・」
そんな風に自慢したい気持ちがあります。抑えられません。
「主人公(おまえ)たちがいるから、敵が来るんだ」
「おまえたちは出て行け・そうすれば・・・」
こんな台詞、いままでのロボットアニメには出てこなかった。
そんな風に、ボクに戦争の悲惨さなどを教えてくれたこのアニメは
もっと認知されていいはずなのに・・・
それが「無敵超人ザンボット3」というアニメのすごさです。
今なら、見ようと思うものは見られると聞きます。
ぜひ1度お試しあれ。
絶対、期待は裏切らないと思いますから・・・