実践しています。
昔から、母を見て育った。
母は茶華道を教えていたし、我が家ではただひとりの女性だったから、時間におわれていて、何をやるにも手際よくこなしていた。
意識したわけではないがボクも母の血を受け継いだからか、手際はよいタイプだと自負している?
母から「次に何をやったらよいかを考えて行動しなさい」と言われたのは、わずかに数回しかなかったように記憶している。
時間の大切さは誰かに教えてもらったわけではなかったが、たとえくつろいでいる時ですら、テレビのコマーシャルの時間にできることはやってしまおうと考えて実行していた。
一言で言うなら、抜け目のない性格なのかもしれない。
ボクがnoteを始めた頃に書いた記事に「時間を有効に使いたいものだ」というのがあるが、それを自ら実践しているかのようだ。
慌てることなく、それでいて急いでやることが身についているから、ほとんどミスもなくこなしている。
見ず知らずの人がすることを見ていても「あそこはこうしたら効率的にやれるのに…」と思うこともあるが、決してそれを口にすることはない。
アドバイスをもらいたいという人にだけ、助け船をだしているのだ。
母を見て、我が家のおじいさんは「よく動くなあ…」と感心していたらしいが、家庭のことと仕事を両立させるなら、そう言われるくらい動かねば両立させられないのだろう。
親の背中を見て、子は育つである。
働き者の母のもとに生まれたことに感謝せねばなるまい。
見て覚えること。
誰かから手取り足取りで教わらなくても、心構えひとつで、もしくわ考え方ひとつで覚えられるのだろう。
マニュアルどおりにしか動けない人がいるが、考え方を変えさえすれば、その人は変わることができると思うのだ。
工夫することを常に頭に叩き込んでおくようにした方がよいのである。
時間はみんなに平等に与えられたものである。