刺身の横のアレ食べてる?
「家庭でできる自然療法」の本を読んで、青シソの葉が食中毒に効くと知りました。本気の食中毒になったら青シソ一枚では足りず、口いっぱい頬張るくらいじゃないとダメみたいだけど、刺身の横に付いていることの意味がわかり、納得したものです。軽く菌がついていたとしても浄化してくれるのでしょうね。
では、菊の花はどうですか?シソは食べても皆さんこちらは残してしまうのでは。
実は菊には免疫を向上させる機能や解毒作用があり、刺身を醤油で食べる文化の広がりと共に、使われるようになってきたのです。
昔の人がどこまで菊の作用を知っていたかはわかりませんが、「菊は体にいいからな」「菊を食べとくと食あたりしないからな」くらいの感覚はお持ちだったはずだと私は思います。そうでないと文化として定着しませんよね。
漢方薬、もとい東洋医学の世界なんかもそうです。経験値で昔の人がわかっていたことが科学的に正しいとは、後付けでたくさん解明されていますからね。
さて菊の花、どうやると食べやすいのでしょうか。
後ろの軸のところをグッと持つと、パラパラと花びらがほどけます。とても簡単です。
ほんのり苦味があり、おいしい薬味でもあります。
このまま刺身にまぶしたり、醤油に花びらを浮かべたりして食べます。
今度お刺身を食べるとき、菊の花がちゃんとついていたら、ぜひ味見してみてくださいね!
いやーしかし、スーパーとかでお刺身買うと、プラスチックの青シソや菊が最近ついてるでしょー…あれやめてほしいですよね。どうせ意味ないんだから。