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「腹の虫」って虫がいる
腹の虫とか書きましたけど、鍼の話です。
先日から肩が上がらなくなって、鍼灸に行きました。だいぶ動くようになったけど、次の予約は3週間後なのでセルフの置き鍼も渡してもらいました。言われたところに貼ったら、だいぶ動くようになって、助かりまくっています。
さて、そんなふうにとても効果のある鍼なのですが、16世紀、戦国時代に書かれた「針聞書」と言う本に、鍼の打ち方や症状別のツボの場所が示されているそうです。
同時に、病気は「虫」が起こすものとして、虫の絵なんかも出てくるんですね。
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これは、収蔵してある九州国立博物館で買ったポストイットです。
例えば真ん中は脾臓の虫3と言います。この虫が筋を掴むと目眩を起こして頭を打つのだそう。木香、大黄で退治ができると、対処法も書いてあります。
取り憑かれるとアル中(?)になる大酒の虫とか、悲しい気持ちにさせられる肺積という虫がいます。難しい漢方を、わかりやすく示している側面もあるのですね。
九州国立博物館にやたらぬいぐるみやらグッズが置いてあり、気持ち悪いと思ってみてましたけど、見れば見るほど可愛く思えてきました。
可愛く思えてきた気持ちのまま、このポストイットを買って人にあげたら、その人は少々困っていました(笑)