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胚芽の栄養価を、鳥は知ってる
流水りんこさんという漫画家さんが好きです。インド人のご主人様とお子様たちとの家族漫画が特に好きでよく読んでいます。
そのなかに、ペットのインコの話が出てくるんです。そのインコは、人間の食べ物、なんでも食べるんですって。プリンが好物とか、笑う。
でもね、なんでも食べるって言っても、選り好みはしていたらしいですよ。
トウモロコシの、胚芽しか食べなかったって。
そうです、胚芽というのはトウモロコシの実の中にある、ちっちゃい黄色い米粒みたいな部分ですね。かじって食べたらたまに芯にくっついたままになる、あの部分。インコちゃん、そこだけガッと食べて、あとは残してたんだとか。(そんなインコちゃん、実に42歳まで生きたそうですよ!インコの寿命が70年とか言われるけど、ここまでペットのインコが長生きするのは珍しいらしい)
その話を読んで思い出したことがあるんです。
東城百合子さんの自然療法の本に書いていたこと。
「玄米と白米を撒いておいたら、鳥などは玄米だけをつつくものです」
・・・のような趣旨のことが書かれていたと記憶しています。
姪が赤ちゃんだった頃、玄米スープを与えたら、両手を上下させてものすごい勢いで、もっとくれとせがんでいました。あの時点までの人生で一番、食に関して情熱を持ったと思うのです。
添加物や公害に塗れた人間の大人にはわからないことですが、
より自然に近い存在の、鳥だったり赤ちゃんだったりは、栄養のあるところを見抜くということなのでしょうね。
できるだけ玄米を食べましょう、みなさん!