玄米の栄養を吸いつくす 下
※玄米の栄養を吸いつくす 上、もご覧ください
栄養たっぷりの玄米。
炒って炒ってきつね色にして、
多めのお湯でドンガラドンガラ沸かしてできた玄米スープは、
ものすごい栄養と美味しさを兼ね備えた健康食品となります。
玄米スープはどこが推せるのか。
オリビアなりに表現してみましょう。
・香ばしい穀物の香り。トウモロコシ茶の味わいに近いかな。
・じわじわと身体中に浸透して行った後、どっしり自分に芯が通ったような感覚を得る。大地のパワーも吸い尽くしているのか。
・本物の味がわかる子どもは、玄米スープが大好き。2歳の子どもに飲ませたら、目をとびきりキラキラ輝かせて飲み干し、もっともっととせがんだ。
・体調が悪い時にも飲める。そして体力をつけてくれ、回復が早まる気がする。
・「ものすごく体にいいものなんだね」と、一口飲んだら体で感じる。
何も食べられない、お粥もいらない、なんて時にもこのスープをお匙に入れてスッと口に運べば、つるんと喉を通ってくれますから
病人の回復食にもってこいです。
家族が寝込んでいたら、是非とも作ってあげてください。
さて、少しだけ詳しく作り方を書きます。
①玄米を一掴みして、さっとゴミをとる程度に洗って乾かす。
②ホーロー鍋や土鍋に玄米を入れ、木べらで焦げないようにかき回しながら一番の弱火でキツネ色になるまで炒る。
③キツネ色になったら7倍の水を加えて90分、そのままコトコト煮る。蒸発すると煮詰まってしまうので、蓋をすること。
④金物のザル以外(プラスチックのザルやサラシ)でスープを濾し取る。または木やプラスチックのおたまで掬い取る。
味を良くするため、海の塩を少々加えて完成。あったかいうちに飲む。
※ホーロー鍋、土鍋、木べら、金物のザル以外、木やプラスチックのおたまという道具は守ってください。金物を使うと成分が変わります。味も変化します。
最後に抜け殻になった玄米が余ります。
これは別途炊いたお米と梅干しを加えてお粥として食べたりだとか、
もしくは畑の肥料に土に埋めたりなどでもいいでしょう。
簡単ですが、手間はかかります。
でもその分、このレシピは、大いなる恵みを与えてくれる、ありがたい自然からの贈り物なのです。