【千利休・豊臣秀吉・明智光秀が愛用】安土桃山時代の茶人が使った「古備前建水」をついに発見!古陶磁鑑定美術館が特別展示中!研究論文【古備前焼の年代鑑定】出版決定!
「古陶磁鑑定美術館」は、古備前焼の鑑定、調査、研究、保存、継承を行う古陶磁研究専門の美術館です。
この度、古陶磁鑑定美術館は、古備前焼の研究成果として、論文「古備前焼の年代鑑定」を出版いたします。※画像クリックで、書籍紹介ページへ移動できます。
【古備前焼の年代鑑定】は、これまで明らかにされてこなかった、①安土桃山時代の本物の古備前焼茶道具の特定と、②曖昧な古備前焼の年代鑑定を時代区分別で明確に整備した、画期的な一冊です。
桃山時代の茶道具と言えば、千利休や豊臣秀吉、織田信長や明智光秀が茶の湯に没頭していたことから、「茶碗一つで国一つが手に入る」と言われたほど、重宝されていました。
当時の茶会記を見ると、古備前焼も茶道具として多くの著名な茶人や大名たちに使われていたことが分かっています。千利休、豊臣秀吉、明智光秀、古田織部、荒木村重、黒田官兵衛、津田宗及、今井宗久など、大物たちが備前焼を使っていたのです。
その中で、最も使われていた器種が「建水」でした。
なんと、備前建水は、安土桃山時代の天正年間(1573-1592年)の茶会記に登場する備前焼茶道具の84%を占めていたのです。これに「水指」を加えると、なんと95%にも上ります。
つまり、安土桃山時代の備前焼茶道具とは、「建水(と水指)」のことを指しているのです。
しかし、ここで一つ疑問が発生します。
現代に伝来している「古備前焼の桃山茶陶」と称されている名品の中には、「花入」や「茶碗」や「茶入」が多く見られますが、実は、安土桃山時代の一時記録である【茶会記】には、それらの品目がほとんど出てこないのです。
では、現在、博物館や美術館に陳列されている「古備前桃山茶陶」とは、一体何者なのでしょうか?
実は、その正体は、「江戸時代」の作品だったのでした!
安土桃山時代の後の江戸時代の作品を、これまで安土桃山時代の作品と間違えてしまっていたのです。
これは、紛れもない歴史の真相です。
そんな歴史の闇を暴き、真実を白日の下に明らかにした一冊が、「古備前焼の年代鑑定」なのです。
この画期的な一冊は、信頼できる当時の一時記録である茶会記と、各地の出土品から、本当の安土桃山時代から江戸時代にかけての備前焼の作風の変遷を分析し、年代区分を明らかにしました。
そして、それらの年代区分を基準に、本物の安土桃山時代の備前焼茶道具、すなわち、「古備前建水」の特定に成功したのです。
その全貌は、「古備前焼の年代鑑定」でお楽しみください。ホームページにて、書籍の詳細や目次、あらすじを解説しています。
また、古陶磁鑑定美術館のホームページでは、本当の安土桃山時代の古備前焼を特別に公開中です。
ぜひご覧ください。
古陶磁鑑定美術館ホームページURL:【 https://www.oldbizen.com/ 】
「古備前焼の年代鑑定」書籍:【 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784434291814 】