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2024年 20 福田平八郎
重要美術品の「漣」を見ようと大分県立美術館へ行きました。写真撮影できたのは良かったが、人の往き来が多くなかなか良い写真が撮れなかった。
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同じ重要美術品の速水御舟「炎舞」が山種美術館で展示された時は開場一番に並んで直ぐ「炎舞」に行き約10分「炎舞」を一人占めできたのに「漣」はそうは上手くいかなかった。
狩野芳崖「悲母観音」が近代美術館で展示された時も一番に行ったが人が多くあまり楽しめたとは言えない。ただ絵の迫力に感じ入るものがあった。
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この時青木繁「わだつみのいろこの宮」も同時に展示されていた。
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「わだつみのいろこの宮」は重要美術品だが、「悲母観音」は重要美術品ではない。でもこの日の展示は「悲母観音」の人気が圧倒していた。
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福田平八郎の「雲」の意図は分からない。でも戦後荒廃した日本にも、美しい晴天の雲の日は訪れる、下を向くばかりじゃない、と気持ちを伝えている気がする。
別府に移動して炉端仁で関サバを食べて寛いだ。
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給仕が外人達なので、何処の国か聞いたらバングラデシュと言っていた。小さなお金でも熱心に給仕する人々だった日本人は何処に消えたのか?
義母の介護で熱心にお世話してくれる若い人がいる。とても明るく感じのいい人だ。彼、彼女を見て私が思うのは、場を与えていない、ということだ。
介護の職が悪いということではない。責任ある立場の人はもっと場を与えるように努力して欲しいと思う。
「雲」を描いた福田平八郎は今の時代をどう感じるだろう。どう絵を描くだろうか、興味がある。
熱心で勤勉な人にお金は集まる。高松で泊まったホテルから食事のためカクテルバーに行った。いろいろ話を聞くと31歳というバーテンダーは再来週からワーキングホリデーでラトビアのリガに行くという。
そこでお金を貯めて高松に戻り店を開きたい、と夢を語った。日本にバーテンダーの場が無いことが残念だった。若い時仕事で大阪で暮らした身から親の近くで暮らせたら一番いいが、そうもいかない場合があるのは理解できる。
私がバーテンダーの幸運を祈ると、特別なカクテルを作ってくれた。
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彼の幸運に乾杯