見出し画像

積み残し2024年 33 花御殿


レセプションで富士屋ホテルに4年連続で宿泊している、と聞いて驚いた。コロナ禍でも宿泊していることになるし、脳梗塞を発症して入院した年も来ていたことになるからだ。

振り返ると2024年は主なところ33ヶ所訪れた。68回飛行機に乗った。現役の時より多く乗ったと思う。屋久島の太忠岳と高千穂峰の2座を登頂した。

クマゲラの撮影が出来たことはエポックだった。


花御殿 菊の間


前も菊の間だった。一年の最後の締め括りに宿泊している。嫁が好きというのもある。木造建築のホテルとして部屋の造りはなかなか見事なものだ。メイン ダイニングの天井の花鳥画も素晴らしい。

ダイニングレストランも美味しい

今年はどんな年だったかとか、来年はどうしよう、なんては考えない。

もちろん普段着ている登山着ではなく、一番おしゃれな服装で行く。円安になる前に伊勢丹メンズ館で買い求めたものだ。同じようなジャケットを今買おうとすると70万以上になっている。その時2着買った。オーダーシャツと既製シャツ、カシミアセーターを買いパンツと靴と組み合わせて行く。円安になると確信していたから思い切って買った。

だがポピュラーなホテルなので客の質は少し残念な人がいる。客質が良いと思うホテルはハワイのカハラホテルは良かった。アメリカの上流な人が集まり雰囲気がとても良い。富士屋ホテルの素敵なダイニングルームでの食事に正装で来ない人がいるのはどうかと思う。シェフや給仕する人へのマナー違反だ。富士屋ホテルもハワイのカハラホテルと同じようなレベルの客質になって欲しい。

チェックアウト時、嫁からまた来年ね!と言われた。

富士屋ホテル開業に当たり、明治天皇が短歌を詠まれている。いい部屋に宿泊している客が運が良ければメイン ダイニングで案内されるテーブルの一角に掲げられている。

海越えて はるばる来つる まろびとに 
わがやまみずの 景色みせばや


なんだか先取りした様な短歌だ。

ここで終わる筈が最後に上海蟹を食べた。

Kue

背徳の味わいだ。前年もイチリンハナレで上海蟹を食べた。意図はないが目障りな中国を食す、という意味があるのかもしれない。実際中国は苦境に喘いでいる。

中国の発展のスタートは鄧小平の南巡講和とされる。何故彼は北巡ではなく南巡だったのか?
長崎の五島にコンテナが流れ着き開けると中国人が乗っていた。何度も何度も同じ事が起きた。

彼らは福建省出身者が多いらしい、とされた。豊かな生活を夢見る人々の群れで国に見切りをつけて来たのだ。国家として恥だ。だから鄧小平は南巡した、せざるを得なかった。黒い猫だろうが白い猫だろうがネズミを取る猫がいい猫だと、経済のためには手段を選ばないと言ったのだ。

元ドルレートを1990代前半に極端に元安レートにしたのも見逃せない。ドル円レートが円高になったのも日本は苦しめられた。

だが今元ドルレートはその後元高に進み、円は今円安だ。中国は国内の生産能力に対して国内の消費が小さいので輸出に活路を求める必要がある。だが見越されて関税で障壁を作られる始末。中国はもう詰みつつある。中国経済に依存する韓国も同じ、共倒れになる。

新しい家にホームシアターホールを造った。大画面テレビを置くためのホールだったが、プロジェクターを置くことにした。Mac miniをコントローラーにしようと考えている。この先パソコン、テレビのパネルが要らなくなる世界になるのではないか。

大泉洋の水曜どうでしょう?という番組は1990代後半の中国と韓国が日本にとって取るに足らない存在の空気感を伝えている。

人口の減少続く日本だが、中国と韓国が経済力を失えば水曜どうでしょう、の空気感が復活する可能性があるな、と思う。

その空気感は何かと言えば、ある種のユーフォリアだ。悪い意味ではない。

新しい年に向けて思ったこと

いいなと思ったら応援しよう!