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「現代俳句」2023年12月号を読む。

「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけている。
そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のために紹介したい。

列島春秋

ぷうぷうと猫のいびきや藪柑子
金山 桜子

作品10句

むしパンの程良き甘味冬ぬくし
古畑 和

特集・永年会員記念作品

鳥渡る二十グラムの封書の旅
堀部 節子

生きるとは今光ること初蛍
片岡 寿子

青葉雫地球を看取るのは誰か
森田 千技子

現代俳句の風

見てをりて見られゐるなり梟に
渋谷 和江

万の花咲かすつもりのブロッコリー
白﨑 寿美子

手袋へ感情線をくぐらせる
尾崎 と代子

図書館俳句ポスト

どうしても好きな杭ある蜻蛉かな
増田 信雄

ジャンプして吸い込まれたい良夜かな
引地 睦美

ミニチュアの街めく半導体に月
西洋子

風と来て風と去りたる蜻蛉かな
宮本 立男

感想

季語が活躍していて、内容が好きな句を紹介した。

また、季語だけではなく「むしパン」や「感情線」などの名詞の選択に個性や面白さのある句を紹介した。

俗になりすぎない、適度な生活感のある句に惹かれるのかもしれない。

最後までお読みいただきありがとうございました。 もっと面白い記事を書けるように日々頑張ります。 次回もお楽しみに!