『黒田杏子俳句コレクション2 月』を読む。
『黒田杏子俳句コレクション2』の「月」を読んだ。
装丁
金箔押しのタイトルと編著者名、
夜空を思わせる濃紺の装丁など、
重厚感がある。
背のタイトルも箔押しで、
帯を外すと編著者明も箔押し。
他の同シリーズ
同シリーズには
黒田杏子俳句コレクション1 螢
黒田杏子俳句コレクション3 雛
黒田杏子俳句コレクション4 櫻
がある。
今回は一番興味があった、
2の月を読んだ。
選
月おぼろ世のおぼろ白湯汲みてなほ
ゆく年の月まぶしみてよろこびて
戻りきて机に向かふ良夜かな
月光の仮面をはづすとりけもの
みづうみといふ月光の涙壺
感想
月の俳句は普遍的なテーマであるため、
作者の個性が出やすいと思った。
景としての月、
想像の光景の中のモチーフとしての月、
動かせない季語として機能する月など、様々な俳句があり、
勉強になる一冊。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
もっと面白い記事を書けるように日々頑張ります。
次回もお楽しみに!