手帳とiPhoneカレンダーの両立という面倒臭いことをあえて再開して1ヶ月経過
そもそものきっかけはiPhoneカレンダーに記入したことをアラート機能をつけてないかぎり忘れてしまうことが多かったからである。
タイプして入力したことによって頭の中に維持保存しておかなくていいという安心感なのだと思うが、入力した瞬間から入力した内容そのものを忘れる。
今や自分の携帯番号と実家の電話番号以外覚えていないし、覚えようとする脳が機能していないのと同じ現象だ。
家で仕事することがほとんどだからMacカレンダーに入れておけば大丈夫だろうというのは浅はかであったことに気づいた。
本来自分の性格を把握していなかったことで、イベントをいくつか忘れていたこともあるし、カレンダーに入力間違いをして開始時間を間違えていたこともあった。
脳と右手の関係は深い。私の場合。
どうせ家で仕事するのだから、重たい手帳、少しデカめの手帳だっていいんじゃない?と思い始めたのが年末。
チラチラとAmazonで見かけたオサレ手帳の美しさに惹かれた、AIに完全に踊らせれている一消費者なのだ。それで自分が影響を受けているのは知りながらも、楽しんで手帳のリストを眺めているうちに、注文してしまったというのが一連の流れ。
マーケティング手法の流れに完全に乗っ取られて商品を購入するという行動に出た素晴らしいアホな消費者である。
しかし、だ。
意外なことに、この手にしっくり触れる感ある手帳が身体感覚に馴染む。嬉しさがそこはかとなく込み上げてくる。なぜか。そう、手に触れられる自分の延長が存在する喜びである。
これは踊らされた後の、怪我の功名とでもいいましょうか。今やお気に入りのグッズになっている。
実際の作業としては、今まで通りiCALにも入力する。zoomなんかは勝手に入力してくれたりすることもあるが、基本は自分で入力。
そして、次にペンを手に取り手帳に書く。自分の書きたい方法で時間や内容なんかは自分だけが分かれば良いので、創造性を発揮できる。ビューンとか長い矢印を日にちをまたいで記入できるのも手帳ならでは、だ。
そして右利きの私はもちろん右手を使って書くのだが、これをすることで何かが脳にインプットされる。不思議だが、これをすることで忘れないようになった。
やることリストもスケジュールもすべて手書きにしたことで、私の脳は何かしらポジティプな回路がオンになったように思える。
結果、1ヶ月使ってみたのだが、仕事や作業効率が非常によくなった。そして、ときどき隙間に訳のわからんいたずら書きが書けるところが私個人として最高の楽しみとなった。
手帳は重くて面倒くさいと思っていたが、今更なながら再びその威力と魅力を再発見したのであった。
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