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【せんせいのつくり方】 ワーク6:感情から生まれる行動を考える
※このノートは「せんせいのつくり方」(岩瀬直樹・寺中祥吾著)のワークへのこたえをまとめてみるマガジンの一部です。1年間の休憩を経て再開しました。これまでの記事はこちらのマガジンからご覧ください。
そろそろワークも折り返しです。では、早速。
ワーク6:感情から生まれる行動を考える
子どもたちにたいして、イライラしたりするとき、ついつい出てしまう行動はありますか? 理性的に行動をとることも、感情を発端としてあふれ出てくることもあります。
このワークでは、「イライラ」から、どんな行動が生まれるか……を考えてみます。
今回は、(1)~(3)をまとめて書きます。
(1)イライラしたときについつい出てしまう行動を次のページに書き出してください。
(2)書き出した行動のなかで、「イライラ」という感情から、やったことがある行動すべてに〇をしてください。
(3)「よくやっちゃうなあ」という行動にもう一つ〇をつけ、◎にしてください。
イライラ→□□□
〇睨むようにじっと見る
〇注意する
〇なぜそういう言動をするのか尋ねる
〇怒る
〇見ないふり、聞こえないふりをする
〇その場から立ち去る
〇不機嫌な態度をとる
〇感情的に自己主張する
◎他の誰かに不満を漏らす
(4)それらを見て、どんなことを感じますか?
考えて理性的に反応するときと、感情がそのまま出てしまうときとがある。もしくは、その場では何もしないという我慢の行動も多い。いずれにせよ、相手を大事にしていない行動が多いなと思う。
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このワークのふりかえりには、次のように書かれていました。
行動には「つい、いつも出てしまうもの」があります。その行動パターンを意識することによって、自分で自分の行動を選ぶための準備ができます。
感情を変えることは難しくても、行動を変えることはできるかもしれません。まずは自分の行動パターンを認識してみることから、はじめてみましょう。
感情と行動を切り分けるというのは、これまでにも言われたことがあり、意識しつつも、ときにできていないことでもあります。
感情的に行動してしまうときは、勝手な相手への「決めつけ」があったりすることもしばしばです。
そんなときは、相手の状況や行動の背景を聞いてみたりすると、ちょっと冷静になれることがあります。こうして感情に対して、反射的に反応するのではなく、間に別の行動(たとえば聞く)を挟むのも有効かもしれません。
感情が揺さぶられたその場面だけでなく、他の場面でのその相手の様子、できればいいところを思い出したりすると、落ち着いて対応できることもあります。
一方で感情を我慢して別のところで発散するというのもまた、相手に向き合っていない行為だなと思います。同時に、我慢は自分の気持ちをゆがめる行為でもあります。適切な形で相手に返すというのを意識したいものです。
そもそもイライラは相手を自分の意思の通りにしたいという思いから生じることが多い気がします。自分の思い通りにならないことも楽しむくらいの余裕を持てるとイライラしないのかもしれません。
皆さんはイライラしたときについ出てしまう行動はありますか?