
「自分のことは話すな」は役にたつ
「自分のことを話すな」という主張の本。
コエー!!!わたしには思い当たる節がありあまる。
そしてこの手の主張は、あらゆるビジネス書に書かれていることでもある。
とにかくビジネス指南では自分の話を封印させようとしてくる。
今年はしっかり受け止めてみようと、この本を読んでみた。
大豆田とわ子と三人の元夫
「大豆田とわ子と三人の元夫」というドラマをご存知でしょうか。
わたしは、このドラマを6周は見ている。
松たか子さんが好きというのが先に立つが、胸キュンの連続と、「いい家に住んでるな〜」という羨望から目にも心にも楽しいナイスドラマだ。
出てくるキャラクター全てが愛しいが、「自分のことは話すな」という本を読んで、真っ先に浮かんだ顔は、ドラマの中で松田龍平さんが演じる田中八作🧔だ。

この田中八作🧔は一人の女性から猛アプローチされるている、石橋静河さんが演じる、三ツ屋早良👩だ。
三ツ屋早良はドラマの中でも特に好きなキャラクターだ。
芯があってとても強い。ゼロ射程から「わたしを恋人にしろ!!」と迫りまくる。
ときより語る彼女の恋愛哲学は、経験の乏しいわたしには理解不能なところが多いが、こうやって生きるべきだなー!!と参考になる。

結局のところ、八作さんと早良さんが交際に至ることはなく、早良さんはその恋をあきらめることになる。
早良さんが最後、八作に恋の不満を伝えるシーンが印象深い。
👩「あなたにとって人付き合いは、サービスなのよ。」
常に相手の立場に寄り添ったコミュニケーションしかしない八作の心を開示しない姿勢を、アンフェアに思う不満だ。
「自分の話はするな」を忠実に再現すると、田中八作🧔になれ!ということと同義に思った。
この本ではとにかく相手の立場になり気持ちのいいボールを投げろ、サービスをしろと諭している。
そうかー、なるほどー。
その通りかも知れない。誰もが田中八作にはなりたい。わたしは、さまざまな事象を【大豆田とわ子化】することが得意だ。
わたしは常に自分が楽しいことが一番なので、八作的なコミュニケーションをしてくれる人がいたとしたら、「ご苦労様です」と伝えたいと思った。
人は話し方が9割
この本にも、同じく自分の話を封印せよ。という教えが書かれていた。
この本はこの本で、わたしの天邪鬼が顔を覗かせた。
話し方で他人をコントロールしようとする欲望が受け入れ難い。
そして続けて読んだ「人は聞き方が9割」という本は、「話し方」とほとんど同じ内容が書かれていることにも驚いた。
天邪鬼が発動するのは無理もなくて、本のタイトルから自分へのジャッジを誰かに委ねる前提があるのだもの。
学校や会社とはそういうところなので好きにしてくれたらいいけど、他人からのジャッジを内面化して生きていけといわれたらノーサンキューの極みだ。