「夏のカレー」は役に立つのか
みてー!!
表紙が可愛くてジャケット買いだった。可愛すぎる。
本は可愛ければ可愛いほど良い。
デザインしたのは上楽藍さん、リスペクト。
イラストも描いてるのだろうか?いつかわたしが本を出すなら預金をはたいて頭をさげて装丁の相談をしたい。
ジャケ買いの話
CDジャケ買いデートをするカップルがいた、金城一紀さんの「GO」という恋愛小説の中で。
次のデートではCDの感想をいいあうカップル。ロマンチックすぎて憧れた。
憧れたまま10数年経ったけど、叶えられたことはない。
わたしが人生で一番度肝を抜いたアルバムジャケットは秋刀魚を丸呑みしようしてる女性のアートワーク、よくわからん。
Heaven and Hellとかも超かっこいい。
この話で100枚くらいいけそう。
夏のカレーの本の話
表紙に釣られながらも、「カレーの本なんだろう、お腹空きそうだな。」と思って読んだ。
短編集で、江國香織さんがトップバッターだった。
ヴェトナム料理の話をしていた、広義でヴェトナム料理はカレーなのかもしれないな?と思った。
続いて、三浦しをんさんが親子の怪奇な話をしてくれた。
ここで気づいた!この本はカレーにまつわる短編集じゃなかったんだ…。
本のジャケット買いは、タイトルだけで映画を観るようなワクワクがあって良い。
短編の中のクラスメイトの名前が思い出せない話、トー横で身体を売っていた女の子の話、ガラケーの話が好きだった。
本のタイトル「夏のカレー」の話もあった、スムースに飲み込めない男女の話で、ぼんやり怖かった。
可愛い本は眺めてるだけで、役に立つ。
最後に、わたしが好きなカレー屋さんは吉祥寺にある「まめ蔵」だ。美味しい。大好き。
CoCo壱も大好き。
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