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「日本会議 戦前回帰への情念」は役にたつ

この本を読むきっかけは、ナショナリズムの成り立ちについて本を読んだとき、国家神道についてはイマイチ分からなかったから。↓

ナウい神道を知るには「日本会議」をあたるのが一番なのでは?というところで、ズバリのタイトルを選んだ。サブタイトルの強さにも惹かれた。、、、戦前回帰への情念、、。

本の内容は、日本会議の発想と安倍晋三内閣が実現したかった世界観について語られていた。

例えば、、、、

•なぜ夫婦別姓に反対なのか
•なぜ改憲したいのか
•なぜ女系天皇を認めないのか
•教育勅語よろしく教育改革

歴史認識については、想像通りだが…

•大東亜戦争の賛美
•侵略戦争の否認
•東京裁判の否定

こんな所に集約してたかと思う。

なるほど、日本版オルトライトは日本会議に同化していたのかと納得した。

日本会議は「神社本庁」や「日本を守る会」などに端を発する共産主義へのカウンター、または創価学会に対抗と団結するサークル活動みたいなもんと理解した。
安倍さんだって、岸田文雄、石破総理だって日本会議のメンバーだ。
付け加えるなら首相候補だった河野太郎や高市早苗だって例に漏れない。
日本会議ボウリング大会とかあるかもしれない。BBQもあるかも。
「米国がもちこんだ文化も、たまには良いですなーガハハ」なんて愉快な会話もあるかも。

わたしは他所の国だが、宗教右派のロビーには嫌悪感を抱いてしまう。古い御伽噺に意味付を行い、権威が残り、そこに世の全て、人類のロードマップが書かれてるなんて言われたら、ノーセンキューだ!
ただ四捨五入したら日本も同じようなものだなーと思った、というか思っていた。

しかし日本会議は御伽噺すら頼ってない。
「戦前、日本は素晴らしかった!」という情念だけが横たわっている。

個々の政治家を赤とか黒とかラベルわけしたい訳ではない。
トランプのMake America Great Again.と聞いて、それはいつですか?と思うのと同じく、「日本を取り戻す」とか「神の国」と言われたら、
「すみません、聞き取れなかったのでもう一度言ってもらえますか?」ということは常々言っておきたい。

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