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おもちゃ箱の底の「ピコちゃん」

私は犬を一匹飼っています。ポメラニアンです。

もともと番犬用に飼ったのですが、あまりに人懐っこいため番犬としては全く機能しない子です。
毛は茶色く、少し短めにカットしています。そのためときどきポメラニアンなのか、目のくりくりした小さな柴犬なのかよくわからなくなる時があります。うちの家では唯一の女の子になります。

今回はこの子と、昔買った犬のおもちゃの物語です。



ある日、私は三男と「ナーフ」(スポンジでできた弾を飛ばす鉄砲のおもちゃ)で戦争ごっこをしていました。

三男は子供部屋の二段ベッドの上に陣を敷き、私は椅子を並べてその隙間を毛布で埋めて陣を敷いていました。

自慢ではありませんが、私は相手が小学生でも本気で遊ぶことができます。

私は三男には普通のおもちゃ屋さんで売っている単発式の「ナーフ」を持たせ、自分は1秒間で8発の弾をばら撒く電動式の「Nerf」(米国製品:ヤフオクで購入)を持ちました。

「さて、世の中の厳しさでも教えてやろうか」

勝負は私の圧勝…かと思われましたが、連射式の銃は狙いがうまく定まらず、またすぐに弾詰まりをおこました。三男の射撃は非常に精密で、おまけ隙をつくのが上手でした。高所の有利なポジションを確保したこともあり結果は三男の完全勝利でした。

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