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書活266日目*夏越しの大祓の思い出。

紙で作った人形に、自分の悪いと思うところを擦って息を3回吹きかけて…。

確かこの時期だった記憶があります。
実家の近くに浅間神社さんがあって、確かそこから来るんだったかなあ。両親からやっておきなさいな、と言われてやったもんです。

「特にあなたは、頭やっときな!」と両親。

人形に念でもこめるように、こすりまくったものですから、人形はくわくちゃになったり、時には破れてしまったこともあります。

両親は、これがどんな意味があるのか、おそらく説明していたと思われます。ただ、幼い私にはあまり関心を示さなかったのか、それとも聞いても理解ができなかったのか…。

とにかく「知らなかった」のです。

そう、親がどんなにきちんと説明したところで、子どもは興味がなければ知識として蓄えてくれないことが判明しました。

先日娘と言い合いになりました。本当によく衝突します。その時に、

「どんなに説明しくれても、私が理解していなければ知らないことになるんだ!」

ぐうの音も出ません。なぜなら私にも覚えがあるからです。今回の「人形」の一件もそう。

私が住む近くの神社さんで、「夏越しの大祓え」をやると告げられた回覧板が回ってきた時に、当日は行けないからと、近しい土曜日に訪れた時。

茅の輪くぐりが設置されていて、その脇に説明の立て看板を発見した際に、何が行われていたのかがハッキリと理解したというわけです。

一応、幼い娘に何年かに渡って、「夏越しの大祓え」について説明してみましたが、毎年初めて聞いたという反応が返ってきます。

いずれ思い出してくれたらいい、そんな大らかな気持ちでないとやっていけないんですね。

いや、本当に両親には申し訳ない気持ちでいっぱいです。ははは。

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シマコシマ
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