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書活352日目*ディープなランチタイム。

「カレーできない!忙しい、こっちにして!」

私たちはカレーを食べるためにお店に入りましたが、店は満杯。店員さんが2階に行けと案内しましたが、地下に行く階段しかありません。そこから私の脳内は「?」でいっぱい、で地下に行くと中華料理屋さんの内装です。カレーを食べにきてるのに…。

どこかにカレーの店があるのかと思い目の前の扉を開けてみるもののただの倉庫。あとからカレー屋の店員さんが笑顔でこの店でいいと案内してきましたので指定通りに座席に座りメニューを待ちました。

カレー屋が笑顔で対応、メニューの内容や支払いについて等その時点で考え得る疑問を解消しているところに中華料理屋の店主のような女性がいきなり

「カレーできない!忙しい、こっちにして!」と中華料理(正確には台湾料理)のランチメニューを指し、乱暴にカレー料理屋のメニューをさげてしまいました。

カレー屋の店員と台湾料理の店主が言い争いを始め、やがてカレーの人は私たちを放置してあがって行ってしまいました。私たちはただカレーを食べたいだけなのに…。

台湾の人が
「旅行行ってるの、だから出来ない」
事情を説明してくれたようですが、一体何が起こっているのか置いてけぼりになってしまった客の私たちはボソボソと相談をはじめました。
「え?カレー食べたい?呼ぶから待って」

カレーのメニューが再び前に出てきました。カレーを頼むべきか、台湾料理を頼むべきか。ちなみに私たちは4人でのランチを楽しむ予定です。

「2つカレーで、2つ台湾にする?様子見てみよう」などと話がついた頃合いにカレー屋が再び登場。正規のカレー屋へと案内されることになりました。

「ああ、海外にいる時みたい」と誰かが言いました。私はディープ海外を知りませんので、この混沌としたやりとりをどうにかこうにか誰かに伝えたいとウズウズしていました。

芳香剤の香りが充満した寿司屋、悲鳴をあげたくなるほどにあの害虫の痕跡があちこちにある中華料理屋、醤油をお湯で溶かしただけのラーメン屋(そこでは正式なラーメンとのこと)、作り手が変わるだけで味が変わりすぎるラーメン屋。

一見するとよろしくない思い出かもしれませんが、いつまでも忘れられぬ思い出。どうみたって失敗だろ?というものの方が強烈に覚えているものです。

なので、今日の出来事を夫に話をしました。ディープ東京、今日ばかりは一人ランチではなくてよかったなあ…あれは、一人では対処できないや。いや、一人で鼻膨らましながら楽しんでるかな笑

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シマコシマ
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