
書活332日目*カレー愛が復活しそう…。
カレーが食べたい!!
無性に食べたくなったのですが、我が家は夫の体のこと、そして私の大幅な体重増加、くわえて娘の体重管理(部活の競技が体重別の試合のため、本人が決めました。)でなるべく和食を中心に…を合言葉にやっております。
昨年、夫が血糖値を測定して記録をしていたところカレーの上がり具合が尋常ではないことが判明。私の体重も爆上がりとのことで、なるべく食べないようにしたのです。
私たち夫婦はカレーが好きです。夫婦共働きということもあって毎週金曜日は、カレーの日と決めていました。
せっかくだからとカレールーに一手間と、炒めたスパイスとかニンニクやら生姜をたっぷり入れたりアレンジを施していました。
自分自身でカレーを作るようになって気づいたことがあります。母のカレーは、なんというか物足りないのです。
誤解をされては困るので補足しますし、脳みそに叩き込んでおいてほしいのですが、母の料理はとにかく美味しいです。お煮しめなんて天下一品、料亭で出されてもおかしくないと評判です。ほかの料理もいつまでも口の中に存在していてほしいほど。
そんな母の料理で唯一、物足りなさを感じるのがカレーでした。なぜか。それは母がカレーが嫌いだからなのです。
そもそも母は、好き嫌いの激しい人です。さらに好物なのにアレルギー持ちでもあるため、食べるものにはかなりの制限があります。
それだというのに、私たち姉弟にさまざまな手料理を作ってくれたものです。カレーは小学校の給食で一度食べて以来、二度と口にしないと決めてから食べてないと言ってました。
だからなのでしょうか、カレールーの裏面に書かれてる通りに作っていました。母には、ちなみに好き嫌いがあると言いましたが、肉全般と人参もきらいなので、カレーの主力の8割程度が嫌いで占めているわけなのです。
母のカレーで育ち、巣立った私が自分でカレーを作り続けていくうちに母のカレーの物足りなさに気づいてしまったというわけなのです。
コクが足りない。
何がそうさせていたのかはわかりませんが、久方ぶりに母のカレーを食べた時に感じたことでした。
そして年月が過ぎた頃、娘が突然
「私、カレーあまり好きじゃない。黒いのがいい。」
と言い出しました。黒いのとは、ビーフシチューのこと。カレーではなくシチュー派だと知りました。
実家では、孫娘が嫌いならばとカレーの登場がほぼなくなりました。そして、昨年から我が家でもカレーの登場が減少してしまったため、カレールーのストックもしていませんでした。
今日、無性にカレーが食べたくなりました。ルーはありません。歩いて数分にインド系の方のカレー屋さんがありますが、今日の口は家庭のカレーを求めてます。
スーパーまでカレールーを買いに行く気力はなく、またお昼ごはんに自分のために作るにしては市販のカレールーは多過ぎます。レトルトでもいいのですが、1時間しか昼休憩がないのにスーパーに行って帰って45分、嫌過ぎます。
カレー粉はあるけれど…と棚を探すと夫が隠し持っていたカレーヌードルを発見してしまいました。
夫のものをいただくのは、と一度は棚の扉を閉めましたが、我慢できずにいただきました。
これじゃない。
そうか、カレーライスが食べたかったんだ。困った満足しなかった…。この気持ちを持ち合わせたまま過ごしています。
カレー欲を払拭するべく走ってきましたが、カレーがチラついてきました。まいった、カレー。
そうこうしていたら、近所でタイカレーを作ってるご家庭があるようです。我慢ができなくなったので、次の休みの日にレトルトかカレールーを買っておこうと密かに決めました。
夏には特に思わなかったのになあ。
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