書活164日目*水族館で同窓会。
高校の頃の友人たち、そのお子さんたちと水族館へ行ってきました。全員女子!!女子校出身の我々にとっては、たいへん居心地の良いもの、かもしれません。
みんなお母さんになったんだなあ。何に笑っていたのかなんて思い出せませんが、視線は互いを見つめていたものです。その視線は、今や子どもに向けています。
「あれ?◯◯は?」
「△△ちゃんと先に行ったかな?」
「□□のトイレ行ってくる〜」
「じゃあイルカのとこにいるよ」
「ほら、◎◎みんなと一緒に、ほらほら」
写真も自分たちを撮らずに子どもたちを被写体にしてるんですもの。みんな立派なお母さんです。
ところで、我が出身校は、やたらと「良妻賢母」を言ってくる学校でした。私はそれに反発したものです。
女性のあるべき姿として紹介される道筋が、多種多様な未来が選択できるというのに「良妻賢母」とでしか表さないのだろう。
もちろん時代的な背景もあるのかもしれません。私たちの年代といえば、結婚こそ幸せという法則が色濃く残っていた時代です。
社会人になって、面と向かって「腰掛け社員」って言われましたから、今となってはなんというのかなあ。セクハラ?なにハラ?
でもそれが普通だから反発もしません。嫌だな、とは思いますが、異議を唱えようなんて微塵も思いませんでした。
なんで「良妻賢母」でしか未来を表さないのか?少しの違和感を覚えたのは、おそらく私の母が結婚はしてもしなくてもどちらでもいいという人だったから。
私もそのつもりでいました。だから16才からもう既に決めつけられたと感じたのでしょう。
まあ、この年代は、何かと大人の言うこと全てに反発したくなる年齢です。たとえどんなことを言われても反発してたのかもしれません。
そんな私も反抗期を迎える娘の母になりました。何を言ったって、反発してくる年齢です。
あの頃生意気なことを思っていた自分と重なり、こそばゆく感じる日々を過ごしています。そして、友人のお子さんたちを眺めながら「あんな時代もあったな〜」と懐かしく感じました。
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