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読書「注文をまちがえる料理店」

期間限定でオープンする料理店
店員はすべて認知症の方々

注文や、その他諸々を間違えるかもしれません。
だけど、大目に見てね。
というお店。

この企画の発案者 小国さんのお話に加え
実際に料理店に携わった様々な方の視点から
この料理店を取り巻くたくさんの温かいお話や
小さな奇跡について描かれた本です。

介護の現場職だからこそ
文字に綴られている「良い話」の裏にある
苦労や難しさは容易に想像できる。

認知症の方の社会参加が
今後どこまで広がっていくのか
まだまだ未知数なところは多いけれど

認知症への理解を深め
寛容で柔軟な考え方を浸透させていく。

そのための手段としては
とても素晴らしい取り組みだと素直に感じた。

もちろん、社会参加だけでなく
認知症の方が、少しでも
過ごしやすい世の中にするためにも。

と同時に

こんな寛容な世の中素敵だな。
自分も寛容であることを大切にしよう。

と、改めて思わせてくれた本。

どんなに理解し難い価値観や生き方でも
一旦受け止めること

いろんな想像力をはたらかせて
まずは「許す」努力をしてみること

もともと
それが私の人としての目標でもあったから。

そして、介護という仕事をしていくにあたっても
「寛容であること」は
とっても重要なことだと思うから。



つい先日、東京都庁でも
期間限定 注文の多い料理店が
オープンしたみたいです。



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