とある週末日記。どっちが非日常だ。

私の同居人は単身赴任しているので平日はいない。
週末になると返ってくる。毎週。

放っておくとうどんとザンギだけで生き延びようとするので、金曜日の夜はなんかしら野菜をどっさり調理して私は待ち受けている。週末の食卓はなんだかカラフルだ。

でも私も平日は結構適当な食生活をしている。
仕事あるし、自分のために何品も料理など面倒で無理だし、たくさんつくってしまうと「食べなくては!」というプレッシャーで食欲をなくすという難儀な性格をしているためだ。

土曜日は起きて身支度をあれこれして、買い物に行くのが通例みたくなっている。私は車を持っていないし、同居人は車で帰ってくる。美味しい立ち食いうどんやさんがあるので、それを朝食に食べに行くのも定着してきた。

今週末はなんだかガンダムのイベント(よくわからん)があって、パルコに行った。私はガンダムに全然興味が無いのだけど、1人が買える個数に制限がある模様で、要は荷物もちと購入要員であるわけだ。
全然構わない。普段は私の行きたいところにどこでも連れていってくれているのだから、たまにはこういうこともある。

無印に行って無事に猫草も買い、ワインも買い込んで、お目当てのガンプラもたくさん買い。帰ってきて買った物をそれぞれ片付けたら酒盛りタイムとなる。昨夜のどっさりの野菜料理の残りをつまみに飲みながら、なんかしら作り足したり、出前をとったりして昼から飲む。そしてえらく早い時間に私は寝てしまう。

という感じで誠に非生産的な人間に成り下がるのだが、同居人は私が寝てから皿を洗ったりお風呂を洗ったり、掃除をしたりしてくれている。家主である黒猫のごはん係も週末はやってもらう。ありがたすぎるし、その体力と気力をとても尊敬している。

というのに、同居人がまた平日の住処に帰って行くと、私はどっと疲れている。同居人といるのが嫌なのではない。単に1人じゃない非日常というものに体力がついていけていないのだ。

非日常は楽しい。ある意味イベントごとだからだ。
でもイベントごとばかりでは生きていけない。疲れすぎる。淡々とした日常があって、それで非日常が楽しくなる。きっと毎日パーティしてたらうんざりすることだろう。

なので、三連休だったりすると、週のうちどちらが非日常なのだという気になってくる。いつか単身赴任が終わって、ずっと一緒にいることになったら、日常生活のほうも組み立てなおすことになるんだろう。それまで週末のパーティは続く。


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