雑考・日記・メモ 「騙しの文化は魅力的」
あれ。お酒が入ったせいか、急に騙しの文化に興味がわいてきました。手品から詐欺まで。騙すにも色々あって、詐欺のような騙しもあれば、「驚き自体を目的とした」驚きの提供者としての近代の手品もある。昆虫の擬態もあれば男女の駆け引き、政治もそうだし、教育も、教師は自分自身を児童の成長に寄り添いながら導くと言う点で、自身を騙してもいる。そしてまた偽醜悪も自身への騙しであるのだとしたら、真善美にはない複雑怪奇な魅力を義醜悪に見いだすことは、単なる背徳の故ではないのだろう。
2021年10月 岡村正敏
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