雑考・日記・メモ「白土三平≒カムイのその先へ」
つい先月の事でした。今知りました。カムイ伝第三部がどのようになるのか待望していたので残念です。
カムイ伝・外伝の中で、主人公カムイは、日本の自然信仰と習合した仏教に行きついてさらに迷い、その先がついぞ描かれなかった。しかし作者である白土三平は、そんなカムイの懊悩をよそに、彼のその後を描く事をせずに「狩猟」を自ら実践していたのでした。農耕ではなく狩猟の中に「生活・暮らし・在り方」を求めていたのだろうか。すると白土三平の行きついた所は「世界との直接性を極めた『生活・暮らし・在り方』としての狩猟」だったのだろう、か。
しかし私はその先があると考える。だからその先に行きたい・・・。『カムイ伝・外伝』のその先へ!
2021年11月 岡村正敏
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