雑考・日記・メモ「シュルレアリスムとダジャレ」
メモの前のメモメモ。
ちょっと思った。
ダジャレって下らないと言えばそれまでだけれども、発想の飛躍として捉えれば素晴らしいものがある。飛躍の無い、お決まりの手続きを効率よく処理する才能もまたとても素晴らしいが、それとは異なった素晴らしさがある。それはシュルレアリスムのデペイズマン技法にも通じるものであり、ロートレアモンの「ミシンと蝙蝠傘との解剖台の上での偶然の出会い」でもあると言ったら、ちょっと良く言いすぎかな?このところどうも私は自動筆記よりもでペイズマンや偏執狂的批判的方法の方が好きになってきました。なぜならば自動筆記は自我を放棄して無意識に身を委ねてしまうけど、デペイズマンや偏執狂的批判的方法は自我を放棄せず、無意識と対をなす、対立図式を、メタの視点から保持しているから。
2021年10月 岡村正敏
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